LaTeXで数式環境と言ったらequation環境かalign環境, みたいな風潮がある気がするけど, align環境は目的に依っては不適切(というか, 所望の表示を得られない可能性がある)だし, 実際にはamsmath.styには他にも数式環境が用意されているので, それをまとめておく. 適材適所で環境を用いれば目に優しい論文を書けるだろう. ここに書くことはAMS-LaTeXのUser's Guide1にも書かれているので, 細かいことはそちらを参照. また, ちょっと古いけど「使ってはいけない LaTeX のコマンド・パッケージ・作法」という記事も参照. 推奨されない環境: eqnarray環境 amsmath.styはこの環境をサポートしていないらしい. beamerのスライドでイコールの前後のスペースがやたらと広くなっている数式はこの環境を使っているのだと思う. 推奨されない別行
堂々の第一位はマクロ定義を行う \def でした.TeX 言語は(究極的には)あらゆるモノをマクロ定義で表現する言語なので,この結果は当然と言えると思います.\if よりも \fi が多いのは,TeX 言語を書かない人にとっては非直感的かもしれませんが,TeX 言語において条件分岐に関わる命令は \if, \ifx, \ifnum 等々多数ある一方で,そのすべてが \fi で閉じられるのでこのような結果になります.皆さんの大好きな \expandafter は第3位にランクインしていますね.なお,完全な順位表を以下の URL で公開しています. https://gist.github.com/wtsnjp/ceb2fba6f2eb5bdd82141a779ae0f8a2 (2019-04-04 編集:リンク先を Gist に変更) その他の解析 latex.ltx についてのみ解析を行って
「科学的知識は万人によって共有されるべきもの」とトップに掲げるそのWebサイトには、北里柴三郎、志賀潔、寺田寅彦、本居宣長、九鬼周造といった日本の科学者・哲学者・偉人や、アルベルト・アインシュタイン、ルイ・パスツール、マックス・プランク、ヴィルヘルム・オストヴァルトなど海外の著名な科学者たちの著作がPDF形式で公開されている。いずれも著作権者の許諾を得て掲載しているという。 その数、500冊以上。PDFは、本をそのまま画像で取り込んだものではなく、組版(くみはん)用のマークアップ言語「TeX」で1冊1冊組版したものだ。実際にPDFを見てみると、丁寧に組版されており、昔の著作でも読みやすい。文章のコピーもできるため、単語の検索も容易に感じた。 一体誰が作ったのか。Webサイトには本人のプロフィールらしきものもない。Webサイト内にあったメールフォームから連絡を取ったところ、返信があった。なん
なので2017年5月以降突然MathJaxの数式が表示されなくなるかも MathJax CDN shutting down on April 30, 2017 説明 MathJaxはWeb上で数式の表示ができる便利なライブラリ 公式のCDNがあってファイルを配信してくれていたのですが転送量が大きくなってしまい継続が困難になってしまったらしい 対策 公式の記事にいくつか対策が書いてある MathJax CDN shutting down on April 30, 2017 他のCDNを使う https://cdnjs.com/ がおすすめとのこと 以下のように書かれていたのを <script type="text/javascript" async src="https://cdn.mathjax.org/mathjax/2.7-latest/MathJax.js?..."> </scrip
約3年に1度のタイミングで改訂されている「LaTeX2ε美文書作成入門」シリーズが,そのペースを守って2017年1月,改訂第7版を数えることとなりました。今回の改訂でも,歴史上の記述になってしまったような冗長な表現を削っては新しい知識や知見を入れ込み,時代に即した入門書として生まれ変わりました。 全部を語り尽くすには紙面が足りませんので,以下ではこの3年の間に活発に開発が進んだ,TeX2imgというソフトウェアを紹介します。『[改訂第7版]LaTeX2ε美文書作成入門』付録DVD-ROMでは,Windows版・Mac版のセットアッププログラムで標準的にインストールされます。 TeX2imgは何をするソフトウェア? TeX2imgは,LaTeX出力を画像にするためのツールです。PDF,EPS,PNG,SVG,EMFなど多様な画像形式をサポートしています。初期設定では,ページの余白が切り取ら
前回の続きです(新しい pLaTeX の概要や全体の目次は前回の記事を参照)。 【追記:2016-06-11】コミュニティ版 2016/05/07 には、本稿の 5. で解説している「ベースライン補正(縦組)で「Å」が乱れる問題を解消」という修正のやりかたがマズかったことにより、「すべてのアクセント文字」について多くの critical な副作用が生じてしまいました。 TeX Live 2016のuplatexとucsパッケージ (forum:1941) pLaTeX が新しくなってアレ(マクロツイーター) コミュニティ版 2016/06/10 では修正されています(参考:Issue #5)。TeX Live や W32TeX にも一両日中に反映されると思いますので、pLaTeX 2016/05/07 または 2016/04/17 をお持ちの方は 2016/06/10 に更新してください。
Ramakrishnan Muthukrishnan - Brian Kernighan on the typesetting of "The Go Programming Language" book L&RのKでありAWKのKでもあるBrian KernighanとAlan Donovanの執筆したThe Go Programming Language(邦訳は丸善からプログラミング言語Goとして6月15日に出版される予定)の組版には、Troff(具体的にはgroff)が使われたそうだ。同本の組版に感心した人間が、Brian Kernighanに組版について以下のようなメールを送った。 親愛なるKernighan教授へ プログラミング言語Goの本のとても組版が美しい。個人的な感想では、LaTexでクマれたものより美しいように思われる。 同本の執筆手順と本の組版について詳しい説明を願いたい
どうも。みむらです。 論文を書く日々が続いております。そろそろ完成させなきゃなんですが・・。 そんなこんなで、 ちまちまと作っていた Visual Studio の TeX Support アドオンがいい感じに形になりましたので ベータ版ではありますが公開いたします。 利点としては、次のような点があげられます: ・Visual Studio のプロジェクトとして追加出来るため、他のプロジェクトと一緒に管理出来る。 ・F5 キーで pdf がビルドされる。 Debug ビルドにすれば、リーダーで自動的に開く。 ・画像ファイルは勝手にビルド時に extractbb される。 ・ちゃんと色が付く。 こんなところでしょうか。 もし、やるならこんな感じですよね。 繰り返しになりますが、まだベータ版です。 分かる人のみが使用してください。 また、このプロジェクトは私の修論の気分転換の一環で作成されてい
Keynote-style Gradient template for Beamer A style file designed to emulate Keynote's Gradient template. To use: \documentclass[12pt]{beamer} \usepackage{keynote-gradient} You'll need the gtamac fonts to use as-is, but can edit the style file to remove this dependency. Download » .sty If you use Skim to play your presentation you can use fancy slide transitions as well. Keynote-style Portfolio tem
LaTeXを簡単にインストールする方法を詳しく説明します。LaTeXを初めて使うWindowsユーザーにおすすめです。LaTeX本体だけでなく、編集ツール(エディタ)を含めた関連ソフトウェア一式をインストールします(LaTexをインストール、と言えば、これら一式をインストールすることを意味する場合が多いです)。 この記事1つを読めば、LaTeXを使って文章を書く環境が整い、PDFが作れるようになります。 ※旧バージョンの記事との違い:1ページでPDFの作成まで扱うようにしました。利用するエディタをWinShellからTeXworksに変更し、インストール作業や初期設定作業を大幅に簡略化しました。また、実際私もTeXworksを利用しており、WinShellはもう使っていません。理由についてはまた今度。 ※2015年7月14日に再検証&問題発生時の対策内容更新済み。 目次 1. 最新記事2.
【研究・教育支援】株式会社アカリク、「Cloud LaTeX」を譲受し、提供開始 -日本語などのマルチバイト言語に初めて対応したLaTeXのオンラインコンパイルサービス- 株式会社アカリク(代表取締役社長:林 信長、以下 アカリク)は、初めて日本語に対応したLaTeXのオンラインコンパイルサービス「Cloud LaTeX」を2014年7月4日に譲受し、β版をリリースいたしましたのでお知らせいたします。 Cloud LaTeXについて URL : https://cloudlatex.io/ja 特徴 : LaTeXをWeb上で編集、パブリッシュするサービス。 Cloud LaTeX 紹介動画 LaTeXは、研究者・学生が論文やレポートを作成する際のテキストベースの組版処理言語としてデファクトスタンダードのシステムですが、開発環境の構築やファイルの管理が面倒であるという問題がありました。 「
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