シリコンバレー採用難ヒートアップ中で、「その一方で、カリフォルニアでは税収減で公務員がレイオフされてるのはなぜ」とか、「失業率は高いじゃないか」、といったコメント・Tweet等をいただきましたが、それ、あんまり関係ないんです。 まず、シリコンバレーがサイエンスとテクノロジーの街といっても、就業人口130万人のうち、80万人はcommunity infrastructureと区分される仕事についている。上下水道屋さんとか消防士さんとか、学校の先生、ホテル業、小売業、交通関係などなど、社会のインフラとなるお仕事。なので、いくらエンジニア・サイエンティストの雇用が増えても、この辺の「バルクの雇用」が回復しないと失業率は戻らない。 もうひとつは、シリコンバレーのテクノロジー企業の雇用は、「売上」ではなく「資本金」への依存度が大きいと言うこと。 2009年のシリコンバレー企業へのベンチャーキャピタル