JR北海道が17日、「経営再生見通し案」で、輸送密度200人未満の5線区を廃線前提で国の財政支援の対象外にした。沿線自治体から18日、反発が上がった。JR側は2年以内に廃線計画をまとめる考えで、今後の対応が焦点になる。 JRは17日、1キロ当たり1日輸送人数が200人未満の▽札沼線(北海道医療大学-新十津川)▽根室線(富良野-新得)▽留萌線(深川-留萌)▽日高線(鵡川-様似)▽石勝線夕張支線(新夕張-夕張)--の5線区に国の支援を求めないとした。夕張市が廃線に合意した夕張支線に加え、札沼線も廃線が固まったが、残る3線区の地元の了解は取り…