バーチャルな世界も、いろいろと幅が広い。音声、映像だけでなく、最近は触覚などもだんだんモノになりつつあるようだ。ただ、何をもってバーチャルというかは、いろいろ定義があるだろう。 例えば単に映画作品も、フィクションであるがゆえに仮想現実、すなわちバーチャルリアリティだという解釈もできる。あるいは2chステレオであっても、スピーカーが左右にしかないのに音が真ん中に定位することすらも、バーチャルと言って言えないこともない。 だが最近のバーチャルリアリティはもう一歩深まって、そこにないのにあたかも存在するような段階にまで進みつつある。映像にしても音場にしても、脳を騙して立体として認知させる技術、筆者はそういうものが大好きなのだ。もしバーチャルリアリティ抱き枕があったら、毎晩「バーチャルたんハァハァ……」と抱いて寝たいぐらいである。ああそうか、キャラの抱き枕とは、そう機能するのか。 サラウンドが今の