関東の桜餅は、小麦粉生地のクレープ状で餡を巻いたもの 関東の桜餅は、小麦粉などの生地を焼いたクレープ状の皮で餡を巻いたものです。享保2年(1717年)、隅田川沿い長命寺の門番・山本新六が桜の落葉掃除に悩まされて考案し、売り出したことから始まりました。今でも桜餅の元祖を向島にある「長命寺桜もち」で食べることができます。関東ではこちらが主流。 関西風の桜餅 関西の桜餅は、道明寺粉の生地で餡を包んだまんじゅう状 関西の桜餅は、道明寺粉(もち米を蒸して乾燥させ粗挽きしたもの。大阪の道明寺で作られたため道明寺粉という)で皮を作り餡を包んだ、まんじゅう状のお餅です。道明寺粉のつぶつぶした食感が特徴で、「道明寺」または「道明寺餅」と呼ばれています。関西ではこちらが主流。 いずれもその地方では単に「桜餅」と呼ばれていますが、双方を区別するときには「関東風の桜餅」「関西風の桜餅・道明寺」と呼ぶことが多いです