今回の経済危機によって効率的市場仮説(Efficient Market Hypothesis=EMH)が無効になったかどうかが問われている。 以下に、目についた論説をもとに、EMH無効派と有効派に論者を色分けしてみる。 <「EMHは死んだ」派> クルーグマン ジャスティン・フォックスの新著「The Myth of the Rational Market: A History of Risk, Reward, and Delusion on Wall Street」の書評(Economist's View経由)で、EMHやファイナンス理論全般に批判を加えている。 ジョン・クイギン ここで紹介したように、今年に入って「論破された/時代遅れになったドクトリン(Refuted economic doctrines)」シリーズというのをブログ上で始めており、その第一回の1/2エントリの対象がEMHで