【読売新聞】 地震被災者の避難所となっている県立穴水高校で自動販売機が壊され、中から飲料と金銭が盗まれていたことが5日、目撃者の証言でわかった。 被害を目撃した避難者の30歳代男性や同校によると、発生したのは地震発生直後の1日夜。当
【読売新聞】 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「新しい生活様式」での飲み会を考えるきっかけにしようと、大分県職員の有志らが15日夜、フェースシールドをつけるなどして飲食を楽しんだ。 県と県酒造組合(大分市)が感染防止に取り組む店を
近畿大が整備を進めている図書館(中央の2階建ての建物群)と24時間対応の自習棟(左)(2016年12月、大阪府東大阪市で) 近畿大(大阪府東大阪市)は4月、蔵書約7万冊のうち、漫画が30%以上の約2万2000冊に上る図書館を新設する。 学術書が主体の大学図書館では珍しい。24時間利用できる自習棟も併設。近大は「若者の読書離れが進む中、漫画を入り口に学生の知的好奇心を刺激したい」としている。 2013年度から進める総事業費400億円のキャンパス整備計画の一環で、学内の中央図書館分室(2階建て)として建設。学生らが集まって議論できる25の小部屋を様々な向きに配置し、それらを結ぶ放射状の廊下に書棚を並べる。 編集工学研究所(東京)所長の松岡正剛さんが蔵書を選び、1階に学術書など約3万冊、2階に世相を映す漫画や新書、文庫本約4万冊を置く。著者やジャンルで分類せず、棚ごとに「文学をマンガする」「近大
2016年11月、国内最大の料理レシピサイト「クックパッド」に、江戸時代の料理を再現できるという「江戸ご飯」が公開された。「話題の……」「手間いらず……」といった同サイトで人気を集めるレシピとは一線を画す、ちょっとシブい江戸時代の料理だ。お膳立てした国文学研究資料館特任教授の山本和明氏が、この「江戸ご飯」のミソとなる国家プロジェクトのねらいを明かす。 なぜ江戸時代のレシピ? 「クックパッド」の「江戸ご飯のキッチン」で、江戸時代の卵料理20品を公開した。そのうち、「甘さスッキリ冷卵羊羹(ひやしたまごようかん)」、「源氏卵」、「かんたん花卵」、「うずら卵」、「卵山吹蒲鉾(かまぼこ)」の5品がレシピ化されており、ユーザーが実際に作った「つくれぽ」も掲載されはじめている。 ほかにも「このレシピは江戸時代の料理本の現代語訳です」として、「小豆餅卵」や「長崎卵飛龍頭(ひりょうず)」など、江戸時代の料理
生活保護受給者の自立支援を担当する神奈川県小田原市の複数の職員が、「保護なめんな」「不正を罰する」などと、受給者を威圧するような文言をプリントしたジャンパーを着て各世帯を訪問していたことがわかった。 職員が自費で作ったとみられ、市は16日、不適切だとして使用を中止させた。専門家は「生活困窮者を支えようという感覚が欠如している」と批判している。 市によると、ジャンパーを着ていたのは、生活保護受給世帯を訪問して相談に応じるなどする市生活支援課のケースワーカー。在籍する25人の大半が同じジャンパーを持っていた。 ジャンパーの背面には「我々は正義だ」「不当な利益を得るために我々をだまそうとするならば、あえて言おう。クズである」などの文章が英語で書かれている。
◇各館ユニークな取り組み ◇手遊び交え音読/読みメンが絵本/「読書通帳」配布 今年6月に日吉津村図書館が開館し、県内の19市町村全てに公立図書館が整備された。より身近に感じてもらおうと、各館ではユニークな取り組みが広がり、27日から始まる読書週間中も様々なイベントが開かれる。「本を借りる場所」という枠を超え、交流や情報発信の拠点としての役割も担うなど、職員らは「何でもわかり、人とつながる場所にしたい」と意気込む。(岡田浩幸) 「まずは、手遊びから始めましょう」。県立図書館(鳥取市尚徳町)の一室で、男性職員の声に合わせて、集まった22人が手のひらを閉じたり、開いたりを繰り返す。体も気分もほぐれた後は、職員が選んだ昔話や話題の本を一緒に声に出して読み進める。「方言の文章を読むのは難しいねえ」「ページをめくるごとに『はい』と合図してもらえたら読みやすいかも」――。参加者同士の会話も、笑顔も絶えな
「これで日本の演劇公演の形態を変えてみせます」。 1983年4月、東京都内で開かれたミュージカル「キャッツ」の制作発表で劇団四季代表だった当時50歳の浅利慶太さん(82)は堂々と宣言した。 都会で生きる猫たちの群像を人間の人生と重ねてスペクタクルに見せる。米ブロードウェーなどで盛んなメガ・ミュージカルと呼ばれる豪華な舞台の一つだ。高額の制作費を回収するため、浅利さんが打ち出したのは日本初の無期限ロングラン興行。自前の専用劇場を建てて、見たい観客がいる限り上演を続けようとした。そこで劇団四季は、情報誌「ぴあ」と提携してチケットの新しい販売方式に踏み切った。 演劇のチケットはプレイガイドに席を割り当て販売委託されていたが、店舗によって売れ残ったり、完売になったり……。販売機会のロスをなくすため「ぴあ」はチケットをコンピューターで一元管理し、電話と店舗で予約を受け、販売するシステムを考案。「キャ
大阪市立の全小中学校が、図書室にある本の点検、整理を2年前から一斉に行ったところ、蔵書数が統計上、100万冊も少なくなったことが、市教委への取材でわかった。 古すぎる本を廃棄したほか、未返却のまま紛失していた本を集計から外したためとみられる。市教委は管理がずさんだったことを認め、「真剣に図書の充実に取り組む」としている。 市教委によると、図書室の本は、各校の図書台帳に登録され、廃棄や購入は、学校ごとの判断で行われる。各校の台帳に基づく蔵書数の合計は、2009年度末に488万冊(428校)、11年度末には475万冊(429校)だった。 ところが、11年度末、市が委託した外部監査で「本の維持管理が適切に行われていない」と指摘された。そこで市教委と各校が本の在庫を改めて確認し、廃棄・整理した結果、13年度末は375万冊(428校)になった。 古くて廃棄したものは少なくとも18万冊。図書室を点検し
鯖江市水落町の文化の館(図書館)は27日から、図書館利用者が借りた本の履歴や簡単な感想を記録できる「読書手帳」を発行する。読書への意欲を高めてもらう狙いで、県内では初めての取り組み。同館は「本から得た発見や感動をぜひ、手元に残しておいて」とすすめている。(渡辺彩香) 手帳は、はがき大(A6判)で20ページ。館内のパソコンに「貸し出しカード」の番号とパスワードを入力すると、借りた本の題名や著者、利用日が記されたシールが印字され、それを手帳に貼る仕組み。1冊ごとに、簡単な感想を書く欄も設け、1ページに5冊分を記録できる。印字できるのは本を借りている間で、返却後はできない。 手帳の表紙のデザインは、中学・高校の時に美術部員で絵を描くのが好きだった同館職員の岸塚さおりさん(33)が考案。鯖江らしさを出そうと、主要産業の「めがね」と「繊維」、それに市西山動物園のレッサーパンダが本を読んでいる姿の3種
考古学研究者の全国組織・日本考古学協会の理事会は、公募していた蔵書約6万3000冊の寄贈先に、奈良大図書館(奈良市)を内定した。5月17日、東京・日本大で開く総会で正式に決定する。 同協会は1948年の設立時から学術書の寄贈を受け、貸倉庫などに仮置きしてきた。予算面などから保管できなくなったため譲渡先を探したが、大量の図書を一括して受け入れられる機関が国内になく難航。2010年、公募に応じた英国の研究機関への寄贈を決めたが、会員が海外流出に反対し、臨時総会で白紙撤回された。 その後、特別委員会を設けて対応策を検討した結果、13年5~10月、改めて寄贈先を公募。応募があった2機関を審査し、受け入れ態勢が充実していることや、利便性が高いことなどから、奈良大図書館を選んだ。 同大学は15年度の学園創立90周年の記念事業と位置づけており、受け入れ後は文化財研究の目玉として、幅広く活用できる態勢を整
仙台市宮城野区の日和山(ひよりやま)が、18年ぶりに「日本一低い山」の座に返り咲いた。 かつて標高6メートルの国内2番目に低いとされた日和山は、東日本大震災の津波で削られ、消滅したとみられていた。しかし国土地理院が改めて被災地沿岸の地形を測量し、3メートルの「山」と確認。これまで「日本一」だった大阪市港区の天保山(てんぽうざん)(4・5メートル)を下回った。 日和山は、野鳥が羽を休める「蒲生(がもう)干潟」や仙台湾を望む仙台市民の憩いの場で、子供たちの遊び場でもあった。しかし震災で荒れ地状態に。いまはやや盛り上がった土地の上に、市民が積んだ石と「日和山」の看板が立っている。 最新の地図(電子版)には他の山と同様、斜体字で表記された。国土地理院は「計測の際、1メートル以下の小数点は四捨五入しており、実際はもう少し高い可能性もある」としている。
東日本大震災で全町避難を余儀なくされた福島県双葉町の経験を後世に残すため、筑波大学の白井哲哉教授(51)らが、避難所の掲示物や激励の品々の保全に取り組んでいる。 避難生活で得た教訓を受け継ぎ、世界中から寄せられた激励の思いを大切にするためだ。まとめた成果はインターネットで世界に発信する。 東京電力福島第一原発事故により、双葉町は役場機能と町民が町外へ避難しなければならなくなった。役場機能は、さいたま市などを経て2011年3月末、埼玉県加須(かぞ)市へ移転。13年6月からは福島県いわき市にある。 町民は様々な場所へ避難したが、役場機能が2年以上置かれた加須市の旧騎西高校に併設された避難所には、最大約1400人が身を寄せた。閉鎖される13年12月まで多くの町民が厳しい避難生活を送った。 これまでに経験したことのない避難生活は全てが手探りだった。洗濯機や仮設浴場の使い方、ゴミ出しのルールなどを壁
新潟県柏崎市の曽地(そち)町内会は7日夜から8日未明にかけて「曽地2014 冬の大運動会」を開催する。 山あいにある135世帯、人口約460人の静かな集落が、人を呼び込んで地名をアピールする。 きっかけは、同市春日の会社役員布施和則さん(40)が1月中旬にスマートフォンの無料通話アプリで行った呼びかけだった。「ソチ五輪と曽地を絡めてイベントをやれば面白そう。何かアイデアない?」と友人たちに発信した。冗談半分だったが、瞬く間に7人が賛同。運動会の計画を練り、曽地町内会長の新野久司さん(70)に持ちかけた。新野さんはすぐに役員会を開いて了承を取り付け、布施さんたちと打ち合わせを重ねた。 7日は集落の中通コミュニティセンターを会場に、午後6時に開幕。地元の子供たちと水球チーム「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎」の選手らが参加し、「曽地(そっち)向いてホイ大会」や、フライングディスクを使ったドッジ
ニュース 「100回泣くこと」…胸キュンな広告出現 (2月3日) 関ジャニ∞・大倉忠義が単独初主演を務めた映画「100回泣くこと」のブルーレイ&DVDが5日にリリースされることを記念し、東京、大阪、名古屋の3地区で、ポスター上に添付されたグッズを自由にはがして持ち帰ることができる巨大ピールオフ広告が掲出される。(2月3日) [全文へ] 映画ニュース おすすめシネマ 『雨あがる』 (2月3日) 1998年に亡くなった黒沢明の遺稿となった脚本を、助監督を務めた小泉尭史監督らが遺志を継いで映画化した。原作は山本周五郎。武芸の達人でありながら、お人よしが災いし、仕官できない武士と妻の心温まる感動作。小泉監督は今作でデビューした。(2月3日) [全文へ] 映画ニュース 「小さいおうち」受賞なるか…2月6日からベルリン国際映画祭 (2月3日) 第64回ベルリン国際映画祭が2月6日開幕する。最高賞の
白衣の代わりにかっぽう着を着て実験を行う小保方晴子・理研研究ユニットリーダー(29日午後、神戸市中央区で)=枡田直也撮影 生物学の常識を覆す発見を世界に先駆けて公表したのは、30歳の日本人女性が率いる国際研究チームだった。 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方(おぼかた)晴子さんが研究を着想してから6年。意表を突く簡単な手法で様々な組織に変化できる「STAP細胞」を作ったとの論文は当初、一流科学誌から「信じられない」と掲載を拒否されたが、日本のベテラン研究陣の後押しが成功に導いた。 小保方さんは早稲田大理工学部を2006年に卒業後、高校時代から憧れていた再生医学の研究を開始。この年、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製したと発表した山中伸弥・京都大教授の講演を聞き、研究に打ち込む決意を強めた。刺激で細胞を変化させるという今回の成果につながるアイデアが浮かんだのは08
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