【 この連載は… 】 『アイデアNo.379 ブックデザイナー鈴木一誌の仕事』の発売を記念して行われた鈴木一誌さんと山本貴光さんとのトークイベントをもとに再構成。長きに渡り日本のデザイン界を牽引してきたブックデザイナーの鈴木一誌さんと、著書『文体の科学』で言葉と思考の関係を読み解いた批評家の山本貴光さんとの、どこまでも深い考察。全6回に分けて再現します。(トークイベントは2017年10月14日に青山ブックセンターにて行われました) 「目次」はこちら 同じ条件でも違うデザインが生まれるのはなぜか? 山本 近年、認知科学において、人がものを読んだり見たりすることについても各種の実験や調査が重ねられていますね。例えば中村雄佑さんの『生きるための読み書き--発展途上国のリテラシー問題』という本にこういう面白い調査が紹介されています。 「このように、数学的思考の歴史は図的表現の展開と密接な関係にある
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