21日午後0時20分ごろ、北海道小清水町のJR釧網線浜小清水駅構内で、線路と道路の両方を走行できるデュアル・モード・ビークル(DMV)2号(1両編成)が発車直後に脱線した。運転士や乗客ら計15人にけがはなかった。 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は同日、現地に調査官2人を派遣した。 DMVはマイクロバスを改造した車両で、JR北海道が初めて開発。オホーツク海沿岸の釧網線で4月から土日祝日を中心に試験的な営業運行を続けているが、脱線は初めてという。同社が原因を調べている。 同社などによると、始発の同駅で発車し約10メートル進んだ地点で前輪が約15センチ脱線したという。 JR北海道は「全国から注目されている新しい乗り物でこのような事態を発生させ、おわび申し上げます」とコメントした。