その“先生”は、ふだんは親しげなのに、怒るとどなって怖かったといいます。 「自分のことを大切にしてくれる人だ」と思い込まされ、決して許されない性暴力を小学校高学年の時から10年間にわたって受け続けた20代の女性。 「昔の私のように被害にあっても声を出せないでいる子どもたちに、自分は悪くないと気付いてほしい」 つらい胸の内を明かしてくれました。 (広島放送局記者・亀山真央、松江放送局カメラマン・前岡和) ※この記事では性暴力被害の実態を広く伝えるため、被害の詳細に触れています。フラッシュバックなど症状のある方はご留意ください。 女性が“先生”と出会ったのは、小学校の高学年になってから通い始めた塾でした。 講師としてふだんは他の子どもたちとも親しげに接していたという“先生”。 ある日、「個人的に勉強を教えてあげるからうちで勉強しよう」と声をかけられました。 親に相談したところ、塾の講師なら信用