『ニューヨーク・ストーリー』(New York Stories/1989) 『ニューヨーク・ストーリー』(New York Stories/1989)は、その名の通りニューヨークの街を舞台にした3本の短編からなるオムニバス映画だった。 ウディ・アレン発案のこの企画は、当初彼自身の手による短編映画3本で構成される予定だったらしいが、最終的にはアレンの他、マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラという偉大なる映画クレイジーたちの夢のような顔合わせになった。 ニューヨークに生まれ育ち、あるいはニューヨークを愛する3人の同世代の映画作家。1939年生まれのコッポラは『ゴッドファーザー』『コットンクラブ』で、1942年生まれのスコセッシは『ミーン・ストリート』『タクシー・ドライバー』『ニューヨーク・ニューヨーク』『キング・オブ・コメディ』『アフター・アワーズ』で、アレンは『アニー・ホー
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