チベット・ラサでの「騒乱」が伝えられた。「 」つきで騒乱というのは本当のところがよく分からないからだ。たとえば中国のテレビで放映された画面というのを見ると、確かに「暴徒」が店や道路標識を壊したり、自動車をひっくり返したりする場面はあった。しかし、それは大勢の群集がいる場面ではなく、どちらかというと人気のあまりない情景の中でそういう行為が行われていた。テレビカメラがいるのに、そして「暴力行為」が行われているのに軍隊や警官の姿が見えないのだ。不思議な画面であった。 だからといって、それらの画面を「演出」と決めつけるにも材料が足りない。ただ、中国のテレビ画面にはチベット人「群集」やそれを弾圧する政府の「軍警」の姿はさっぱり見えない。それは「ごく少数の破壊分子の行動」という公式発表を裏付けるという編集意図ははっきりしている。 そこでこれまでの各種報道をまとめてみると、発端は今月10日(11日ともい
先日、カルチャーナイトという札幌市の催しであちこちの施設を回ったのですが、その際、札幌管区気象台にもおじゃましました。 しかしその時はすぐ次の施設へ行かなければいけなかったため、見学できた時間はわずかでした。 その後ホームページをチェックしてみると、札幌管区気象台では普段から見学可能とのこと(見学できない日もありますので要確認)。 やった~。 改めて、札幌管区気象台でお話をうかがってきました。 (text by 加藤 和美) ■気象台のお仕事と道具たち 気象台では、見学可能な日で事前に連絡を入れれば、使用している機器を説明してもらったり、気象台の中を見せてもらうことが可能。 地元の小中学生が授業の一環として見学に来るほか、修学旅行生や婦人会など研修の行き先のひとつとして、気象台見学をしていくグループもあるのだとか。 まずは各種、観測機器を見せていただき、どのような仕組みで観測するのかお話を
恐怖という魅力:ホラー作品の人気を脳神経科学と心理学から分析 2007年11月 8日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 2007年11月08日 『BioShock』は身の毛のよだつホラーゲームなのに、なぜ人はプレイしたがるのだろう? 科学者たちの答えは、「人間が進化したから」というものだ。 Screenshot: teamxbox.com 夜、ホラー映画『28日後…』を観ながら、私はホラー映画を観るときのいつもの胎児のような姿勢をとる。膝を抱えて、目を閉じる。心臓はドキドキだ。そのとき、ゾンビたちが窓から侵入する。 思わぬショックで髪の毛に撒き散らかれてしまったポップコーンを取り、脈が少し落ち着いてきたころ、「こんな怖い映画は絶対に何があっても二度と観ない」と心に誓う。だが、今夏、『28週後…』が劇場公開された[日本では2008年1月公
<< 前の記事 | トップページ | 2008年03月18日 (火)時論公論 「チベット暴動の衝撃」 (キャスター) 時論公論、きょうは、中国のチベット自治区で起きた大規模な暴動。 北京オリンピックを控えた胡錦涛政権に与えた衝撃と、事件の背景について、加藤解説委員がお伝えします。 (加藤) こんばんは。中国のチベット自治区で先週末起きた大規模な暴動、そして、当局がこれを力で抑え込むといった一連の事態は、ことし夏の、北京オリンピックに向けて、国際的なイメージアップをめざしていた中国にとって、大きな打撃となりました。 しかも、事件は、きょう閉幕した中国の国会、全人代、全国人民代表大会が開かれている最中に発生し、「調和のとれた社会建設」をめざして新体制を発足させた中国最高指導部にとって、前途多難のスタートを印象付けるものとなりました。 そこで今夜は、チベットで一体何が起きたのか、その事件の背景
「ゲーマーにとって自分の死は快感」研究を考える 2008年3月18日 カルチャー コメント: トラックバック (1) Clive Thompson 『Halo 3』における「死亡」シーンのひとつ。 私は、自分がこれまでにいったい何回死んだのか、その数を覚えていない。 また、死に方も数え切れないほどだ。多くのゲーマーと同じように、私はこれまで、自動小銃『AK-47』を使うテロリストに殺され、気味悪い毒グモに殺され、エイリアンの投げる破砕性手榴弾で吹き飛ばされている。 その他にも、中世の剣で突き刺され、恐竜に襲われてまっぷたつに引き裂かれたこともある。私の存在に気付きもしない、建物20階分の高さの、歩く戦争兵器に平然と踏みつけられたりもした。 しかし、こんな説がある。こうした「死」の体験が、ゲーム経験のなかでも、ゲーマー自身にとっては最も楽しいものだったかもしれない、というのだ。 このような非
2008年3月18日 国立天文台 ALMA(アルマ)計画の進捗について ―組み上げ調整・試験においてアンテナの性能を確認― 日米欧の国際プロジェクトとして南米チリに建設中の電波望遠鏡ALMA(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)において、日本が製作したパラボラ・アンテナのうちの1台を用いて、月の電波写真を撮影しました。これは建設途中のALMAにおいて、チリ現地における天体からの電波の初の受信です。このことにより、ALMA計画は、アンテナの性能を確認する重要なマイルストーンを順調に達成したことになります。 ミリ波サブミリ波における究極の電波望遠鏡の実現を目指して、アンデス山脈チリ北部のアタカマ砂漠にあるチャナントール高原(図1)に、日米欧が協力して国際的な天文施設であるアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)を建設しています(図2)。昨年の後半には、日本が担当するACAアンテナ1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く