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2017年12月23日のブックマーク (8件)

  • 『パンの文化史』舟田詠子さんのこと。: Bread Journal

    1998年に朝日選書で出版された舟田詠子さんの『パンの文化史』が講談社学術文庫で復刊されたのを記念して、先日、上智大学で小さな講演会がひらかれた。 『パンの文化史』を初めて読んだ頃は、パンのことを書いていくにあたって、自分はパンの何を伝えたいか、いろいろな角度からパンを眺めていた時期だった。先にも書いたように、世界中のパンの名前を冠した創作パンをお店で買ってべることから始まっている日のパン文化について疑問に思ったり、そのルーツを知らないでつくったりべたりするのは無責任だと感じていたので、このは常にデスクに置いていた。 今回の講演会では先生の研究者としての姿勢に心を動かされた。今までも先生のこと、「女探偵」などと書いたりして来たけれども、その探究の道の先々で、不思議な出来事や出会いがある。それは何か大いなる存在が先生に、研究を続けなさい、と仰せになられているような。ものごとを真剣に

  • Amazon.co.jp: パンの文化史 (講談社学術文庫 2211): 舟田詠子: 本

    Amazon.co.jp: パンの文化史 (講談社学術文庫 2211): 舟田詠子: 本
  • 『トラクターの世界史』/藤原辰史インタビュー

    『トラクターの世界史』を上梓した藤原辰史さん。19世紀末にアメリカで発明されたトラクターが、人類の歴史をどのように変えたのか描いた意欲作です。トラクターという着眼点や執筆時の苦労などをうかがいました。 ――トラクターへの関心はいつ頃からですか。なぜ、『トラクターの世界史』を描いてみたいとおもったのですか。 藤原:小学生の頃、山に囲まれた田舎の春のよく晴れた日でした。祖父が田んぼで運転しているトラクターがとても格好よくて近くで見てみたいとおもいました。近寄ろうとすると、「危ない! 近寄るな!」と祖父が怒鳴りました。彼の怒鳴り声が、わたしにとってのトラクターの原体験です。 普段は無口な祖父でしたが、騒音と振動が激しいトラクターがどれだけ危険な乗り物であるのか、孫を事故に巻き込んだ事例があとをたちませんでしたから、伝えたかったのでしょう。そういえば、機械を扱うときは、いつも怒鳴っていました。 研

    『トラクターの世界史』/藤原辰史インタビュー
  • 第130回 何よりも嫌なのは、自分の言葉がコントロールされること(藤原辰史さん編)|本屋さんと私|みんなのミシマガジン

    現代社会は、ファストフードやコンビニ、イタリアンに中華料理、言い出したらきりがないくらいたくさんのべ物に溢れていて、なにかをべたいと思えばすぐに手に入れることができます。 べることがすき。料理をすることがすき。そんな人は、きっとたくさんいるだろうなあ。 けれどたとえば、今日べたサラダのなかに入っていたトマトは、たくさんの農薬がふりかけられてできています。そしてその農薬は、近代化されたハイテクな機械でまかれていて、そしてその農薬を使うことによって、農家のおじさんが......。そんなふうに、毎日わたしたちが必ず手にしている「べ物」のすがたの後ろ側を、想像したり、考えたことはあるでしょうか? すべてのべ物には、歴史があります。そしてそれをめぐる政治があり、思想がある。 そんな当たり前のようでそうではない、普段はまったく考えも及ばないことに気がつけたことは、とても衝撃的でした

    第130回 何よりも嫌なのは、自分の言葉がコントロールされること(藤原辰史さん編)|本屋さんと私|みんなのミシマガジン
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    〈研究概要〉 専門は歴史学、とくに農業史と環境史です。20世紀のと農の歴史や思想について研究をしています。これまで、戦争技術、飢餓、ナチズム、給などについて考えてきました。 分析概念として「分解」(ものを壊して、属性をはぎとり、別の構成要素に変えていくこと)と「縁」(孤ほど孤立してなく、共ほど強い結びつきのないの形態)を用いて、自然界と人間界とを同時に叙述する歴史の方法を考えています。 〈プロフィール〉 藤原辰史(FUJIHARA Tatsushi) 1976年、北海道旭川市生まれ、島根県横田町(現奥出雲町)出身。1995年、島根県立横田高校卒業。1999年、京都大学総合人間学部卒業。2002年、京都大学人間・環境学研究科中退、同年、京都大学人文科学研究所助手(2002.11-2009.5)、東京大学農学生命科学研究科講師(2009.6-2013.3)を経て、現在、京都大学人

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  • Amazon.co.jp: 戦争と農業 (インターナショナル新書): 藤原辰史: 本

    Amazon.co.jp: 戦争と農業 (インターナショナル新書): 藤原辰史: 本
  • なぜ沖縄の貧困率は高いのか?(打越 正行) @gendai_biz

    沖縄の子どもの貧困率が29.9%(沖縄県, 2016)と発表された。全国平均は16.3%(内閣府, 2015)であり、約2倍の数値である。子どもに限定しない沖縄の貧困率は34.8%であり、こちらも全国平均18.3%の約2倍の数値である(戸室, 2016)。 なぜ沖縄の貧困率は高いのか。結論から述べれば、沖縄戦やその後に米軍基地が集中したことが主たる要因である。 だが、見落としてならないのはそれらを経験する過程で、いかに不公平な規制や仕組みによって、貧困政治的につくられていったのかという点である。その不公平さは、特に建設業の規制や仕組みに集中している。 以下では、現在の貧困がつくられていった過程を建設業と関連付けながら述べる。 1982年、建設業界も基地建設反対! 沖縄が「復帰」して10年たった1982年の『沖縄建設新聞』に、以下のような記事がある。 沖建協はかねてから那覇防衛施設局、沖縄

    なぜ沖縄の貧困率は高いのか?(打越 正行) @gendai_biz
  • 少女終末旅行が最高すぎたので何が素晴らしいのかを言語化してみる

    少女終末旅行は素晴らしい。さっき最終話を見たばかりのワタシからすればこれはもはや自明なのだが、もしかしたら明日朝起きたワタシにとってはそれはもはや説明を必要とするような感覚かも知れない。だが、ワタシはこの気持を忘れたくないので、一度言語化してみる。言語化することによって記憶は記録となる。記録を残すと思い出はより高い精度で再生する事が可能になり、明日以降のワタシも少女終末旅行の素晴らしさを忘れないでいることが出来る様になるのだ。話が逸れてきた。興奮しているようだ。落ち着け。 落ち着いた。続きをかく。 ここ数話の少女終末旅行を見てワタシの記憶に蘇ったのは2つのアニメだ。1つはけものフレンズ、もう1つはテクノライズ。どちらも素晴らしいアニメだ。片方は滅びた後の優しい世界を描いた作品であり、もう片方は滅びゆく優しくない世界を描いている。少女終末旅行の世界は優しくない世界の名残が各所に残る優しい世界

    少女終末旅行が最高すぎたので何が素晴らしいのかを言語化してみる