イタリア、リグリア地方オネーリア生まれ。道徳心・愛国心の強い子どもで、イタリア独立運動に参加しようとしたが、年齢のため断られたことがあるほど。成長して軍人となるがコレラにかかって戦線を離れ、イタリア統一を機に以前から行っていた作家活動を本格化させる。1886年に出版した「クオレ」は博愛と愛国を描き、大ベストセラーとなった。日本では「クオレ」の中の一挿話、「アペンニーノ山脈からアンデス山脈まで(わが母いずこ)」が「母をたずねて三千里」としてよく知られる。(大久保ゆう) 「エドモンド・デ・アミーチス」