1日の乗降客数が350万人を超える日本一のターミナルステーション、東京・新宿駅が大きく変わろうとしている。来月には、国内最大級の高速バスターミナルがオープン。2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、より多くの利用者が見込まれる中、ハード、ソフト両面で利便性を高める取り組みが進む。【飯山太郎、稲田佳代】
1日の乗降客数が350万人を超える日本一のターミナルステーション、東京・新宿駅が大きく変わろうとしている。来月には、国内最大級の高速バスターミナルがオープン。2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、より多くの利用者が見込まれる中、ハード、ソフト両面で利便性を高める取り組みが進む。【飯山太郎、稲田佳代】
全日本海員組合は記者会見し、「事実上の徴用で断じて許されない」とする声明を発表した=東京都港区で2016年1月29日、川上晃弘撮影 予備自衛官となった民間船員に有事の際、自衛隊員や武器を危険地域へ運ばせる防衛省の計画に合わせて、有事で使われる民間フェリーを所有する特別目的会社(SPC)が民間の出資で設立された。同省が15日に公表した。この会社が運航・管理する民間フェリー2隻も正式に決まった。船員組合が「事実上の徴用だ」と反発する中、民間の船舶や船員の有事活用が実現へ一歩踏み出した。 防衛省などによると、新会社は「高速マリン・トランスポート株式会社」(東京都千代田区)で、先月19日に設立された。所有する船は、津軽海峡フェリー(北海道函館市)の「ナッチャンWorld」と、新日本海フェリー(大阪市)の「はくおう」。 この記事は有料記事です。 残り676文字(全文970文字)
民間船員を予備自衛官とし、有事の際に活用する防衛省の計画に対し、全国の船員で作る労組の全日本海員組合が29日、東京都内で記者会見し、「事実上の徴用で断じて許されない」とする声明を発表した。防衛省は「強制はしない」としているが、現場の声を代弁する組合が「見えない圧力がかかる」と批判の声を上げた。 防衛省は、日本の南西地域での有事を想定し九州・沖縄の防衛を強化する「南西シフト」を進める。だが、武器や隊員を危険地域に運ぶ船も操船者も足りない。同省は今年度中にも民間フェリー2隻を選定し、平時はフェリーだが有事の際には防衛省が使う仕組みを作る。今年10月にも民間船の有事運航が可能となる。一方、操船者が足りないため、民間船員21人を海上自衛隊の予備自衛官とする費用を来年度政府予算案に盛り込み、有事で操船させる方針。 この動きに海員組合は今月15日、防衛省に反対を申し入れ、29日の会見に臨んだ。森田保己
前日までは観光客が行き交った道の除雪作業に追われる住民ら=東京都青梅市の御岳山で2016年1月18日午前10時9分、山田麻未撮影 御岳山(みたけさん)(東京都青梅市)の御岳登山鉄道ケーブルカーが18日から巻き上げ設備更新のため運休した。期間は3月31日まで。山上には集落があるが、ふもとと結ぶ道は山道しかない。青梅市教委は住民の不便を最小限にとどめるため、ケーブルカーでふもとの小学校に通っていた児童のために臨時学級を設置。住民同士の助け合いによる送迎も行われる。1カ月を超える運休は1991年以来。 標高929メートルの御岳山には約140人が暮らす。ケーブルカーのふもとの滝本駅から山上の集落までの山道(約2.8キロ)は幅が狭く、許可された四輪駆動の軽自動車や単車しか通れない。
「大人は子供に『本を読め』と言うのではなく、読み聞かせて『語り』で子供を育ててほしい」と話す松谷みよ子さん=東京都練馬区で2014年7月23日、内藤絵美撮影 <老衰のため2月28日死去、89歳> 「またいらっしゃいね」。取材を終え、東京都練馬区のご自宅を辞する時、松谷さんはいつも豊かな笑顔でこう言ってくれた。包み込むように温かいそのほほ笑みは、すべての読者と作品に注がれた、深い愛情が表れているようだった。 0歳児から大人まで幅広く世代を超えて愛される、まれな作家だった。児童文学だけでなく、絵本、民話の再話、エッセーと多岐にわたった作品は、誰もが一度は手にしたことがあるだろう。数多くの作品の底流には、平和を希求し、社会の不条理に毅然(きぜん)と立ち向かう母の強さがあった。 「生きた証しを残したかった」。創作の原点に70年前の戦争があった。空襲が激しくなり死と隣り合わせの日々のなか、小さなメモ
命懸けで合流した部隊で「死ね!」こみあげた怒り−−水木しげるさん(92) 「最近、戦争の夢を見る夜が増えた」という。鬼太郎ブームを巻き起こした日本を代表する漫画家、水木しげるさん(92)が見る夢の中で、亡き戦友たちが無言で目の前を通り過ぎる。水木さんの右手は空をつかむようにして戦友を呼び止める。だが「『おーい!』と声をかけても誰も振り向いてくれない」。 東京都調布市の水木さんの事務所。鬼太郎や妖怪たちのフィギュアやお面が見守る。太平洋戦争中、激戦地、ラバウル(現パプアニューギニア・ニューブリテン島北東部)にいた。目の前の机に置いたのは、戦記漫画「総員玉砕せよ!」の初版本。「90%は戦地で自分が見聞きしたこと」という。
「週刊エコノミスト」の元記者で、労働ジャーナリストの小林美希さん=東京都千代田区で2015年7月7日、徳野仁子撮影 正社員と同じ仕事をしながら安い賃金、不安定な条件で働く非正規の労働者たちがバブル崩壊後、急激に増えていった。非正規が増え、疲弊しているのはなぜか。同じ「就職超氷河期」世代として彼らの置かれた厳しい実態や拡大していく格差に早くに気付き、2004年から「週刊エコノミスト」の特集記事でその危うさを警告し続けた労働経済ジャーナリスト、小林美希さんに話を聞いた。【聞き手・尾村洋介、荒木功/デジタル報道センター】 −−非正規で働く社員が増えている現状を書こうと思ったきっかけは何でしたか。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く