連邦憲法擁護庁(れんぽうけんぽうようごちょう、ドイツ語: Bundesamt für Verfassungsschutz、略称:BfV)は、ドイツ連邦共和国内務省の機関であり、ドイツ国内での反憲法活動を調査する情報機関である。警察のような逮捕権・捜査権は保有しておらず、日本の公安調査庁に相当する。 概要[編集] ケルンの連邦憲法擁護庁本部 憲法擁護庁は旧西ドイツにおいて1950年に共産主義者による反憲法的活動の監視を主目的に設立された。初代長官はオットー・ヨーン。機関員は2972人(2016年現在)[1]、予算は年間2億700万ユーロ(2013年現在) 国内における反民主的団体、共産主義団体、軍国主義団体、ネオナチ、テロリストなどの監視に当たるために設立された組織である。東西ドイツの分断時代は東ドイツの情報機関であるシュタージの工作活動の監視や防諜(カウンター・インテリジェンス)任務も担当