西日本高速道路(大阪市)の社員だった男性=当時(34)=が平成27年2月に自殺したのは、部下の労働実態を把握せず、長時間労働を減らす対策を怠ったのが原因だとして、男性の母親=神戸市=が16日、業務上過失致死容疑で、本社人事部長や関西支社長、男性が所属していた第2神明道路事務所長ら同社の計8人の告訴状を神戸地検に提出した。 母親の代理人弁護士によると、男性の自殺は神戸西労働基準監督署が27年12月、労災を認定。過労自殺の責任を業務上過失致死容疑で問うのは異例という。 未経験の仕事を担当…残業月178時間 告訴状によると、男性は高専卒業後、13年に前身の旧日本道路公団に入社し、高速道路舗装の施工管理などに従事。神戸市の第2神明道路事務所には26年10月に異動。橋の補強や撤去工事などを担当していたが、未経験だった。時間外労働は最長で月に約178時間で、約36時間連続の勤務もあり、鬱病(うつびょう
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