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ブックマーク / srad.jp/~yasuoka (20)

  • 「令和」の典拠は日本古典なのか漢籍なのか | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の昨日の日記の複数の読者から、「令和」の典拠は日古典なのか漢籍なのか、という趣旨の御質問を複数いただいた。いや、その、漢文(古典中国語)って質的にコピペ文化なので、どれが典拠とか普通はわからないと思う。 試しにKanripoで「令和」を文字列検索してみると、こんな感じ。古いところだと、『撰集百縁經』卷一の佛説法度二王出家縁に「能令和解」という用例があるらしい。この用例における「和」は「知」の別体なのではないか、とする説があるものの、とりあえず、私が返り点を打つなら「能令㆑和㆑解」あたりだろうか。 一方で、『萬葉集』卷五の「初春令月、氣叔風和」には、たぶん返り点が要らないと思う。その点では、まあ『萬葉集』の方が、日人好みなんじゃないかなぁ…。

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    wideangle 2019/04/02
    ““漢文(古典中国語)って本質的にコピペ文化なので、どれが典拠とか普通はわからないと思う。””
  • Re: 書写言語研究におけるサンプルデータの重要性と妥当性 | yasuokaの日記 | スラド

    一昨日の日記の読者から、松谷創一郎の『立命館大学の研究者による「pixiv論文」の論点とは──“晒し上げ”批判はどれほど妥当なのか』(Yahoo!ニュース、2017年5月27日)を読んでほしい、との御連絡をいただいた。読んでみたのだが、この記事の問題意識が、私(安岡孝一)にはサッパリ理解できなかった。特に以下の部分。 私には、そうは思えない。少なくとも、近江龍一・西原陽子・山西良典の『ドメインにより意味が変化する単語に着目した猥褻な表現のフィルタリング』(人工知能学会第31回全国大会論文集, 2M2-OS-34a-1, 2017年5月24日)は、人工知能の研究者というコミュニティを代表している論文ではなく、それを「理工系」の「領域」などと一括りにするのは、あまりに議論が雑すぎる。また、

    Re: 書写言語研究におけるサンプルデータの重要性と妥当性 | yasuokaの日記 | スラド
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    wideangle 2017/05/28
  • 書写言語研究におけるサンプルデータの重要性と妥当性 | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の2016年2月26日の日記の読者から、近江龍一・西原陽子・山西良典の『ドメインにより意味が変化する単語に着目した猥褻な表現のフィルタリング』(人工知能学会第31回全国大会論文集, 2M2-OS-34a-1, 2017年5月24日)という論文を読んでほしい、との御連絡をいただいた。読んでみたのだが、書写言語研究におけるサンプルデータの重要性を全く理解していない論文で、正直、頭が痛くなった。 研究では猥褻な表現に関する文を集めるために,pixivに投稿されているR-18小説を用いた.R-18小説に分類される小説の中から,2016年10月のウィークリーランキングTop10の小説を選択し,分析に用いた. そんな偏ったサンプルデータ10で、まともな結果が出るわけが無いだろう。しかも、なぜpixivに限定しなければいけないのか、pixivに限定する意図は何なのか、この論文には全く書

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    wideangle 2017/05/26
  • 春秋戦国時代の「獨」の「けもの」用例 | yasuokaの日記 | スラド

    「獨逸」の当て字に関する私(安岡孝一)の一連の日記(これとかこれとかこれ)の読者から、「スピリチュアルなを生み出す人々 - interview with クリストフ・シュミッツ氏」(ブッククラブ回Newsletter, vol.104, 2016年12月)という記事を御教示いただいた。インタビューのせいか、かなり微妙な記事だが、一応ツッコミを入れておこう。 日人は今なお獣偏の漢字をドイツ人とその国・言語に当てていますが、その意味がわかる数少ないドイツ人として痛ましいことです。人の命にも関わる日の医学等の歴史ドイツの医学等なしには考えられないのですが、この字を平気で一般に使用できる心境が分かりません。将来を担う若者たちにこの重い負担をさせてはいけない。字面では戦国時代続きの臨戦状態に見えるので、その意味でもその廃止を願わなければならないのです。 春秋戦国時代の「獨」の用例と言えば、た

    春秋戦国時代の「獨」の「けもの」用例 | yasuokaの日記 | スラド
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    wideangle 2017/04/12
  • 『南齊書』における「獨逸」の用例 | yasuokaの日記 | スラド

    「独逸」の当て字に関して、いくつかの論文をざっと読んでみた。中でも特に、佐伯哲夫『維新前後の新聞に見る外国地名の漢字表記』(国語年誌、第5号(1986年10月), pp.1-16)が「漢字表記推移の意識」について述べた部分が気になった。 ア まぎらわしさのない表記へ 「亜墨利加」の「墨」が「米」に席を譲ったこと(「墨」はやがてメキシコの「メ」の専用になり、その簡略表記にも用いられるようになる)や、「比利時」が「白耳義」へ交替していったこと(「比」はのち、フィリピンの「フィ」の表記に)や、「日耳曼」が「独乙」「独逸」をとり入れたこと(「日」では日とまぎれるが、「独」ならそのおそれはない)などがこれである。 イ おぼえやすい表記へ 「倫敦」に「竜動」(主+述)が加わったり、「独乙」が「独逸」(修+述)へ交替していったりしたことなど、こう見ることができる。 「修+述」つまり、副詞と動詞の組み合

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    wideangle 2017/04/12
  • 白川静『常用字解』第二版における「獨」と「髑」 | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の4月6日の日記の読者から、白川静『常用字解』第二版(2012年3月、平凡社)の「独(獨)」(p.533)を読んでほしい、との御指摘をいただいた。 形声。もとの字は獨に作り、音符は蜀。蜀に韣(ゆみぶくろ)の音がある。蜀は牡の獣の形で、虫の部分はその性器の形。牡の獣は群れを離れていることが多いので、獨は一匹の獣の意味から、人に移して「ひとり」の意味に用いる。特・徒と通じて「ただ」ともよむ。 この「獨」には、篆文が示されているだけで、甲骨金文の用例は無い。また、「獨」を「形声」としながら、その解釈に「蜀は牡の獣の形」なんてのを持ち込んでしまっている。そんなことをすると、同音の「髑」の解釈に困る。というのも、「獨」にも「髑」にも、私の知る限り、甲骨金文の用例は見つかっていない。いずれも、もう少し時代が下ってから作られた漢字の可能性が高く、「蜀」の音だけが使われた可能性が高いのだ。そ

    白川静『常用字解』第二版における「獨」と「髑」 | yasuokaの日記 | スラド
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    wideangle 2017/04/12
  • 「獨」の甲骨金文用例 | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の4月2日の日記の読者から、昨日の『東京新聞』(第26716号)のp.1「筆洗」を読んでみてほしい、との御連絡をいただいた。 ▼さて問題はドイツ。漢字表記は「独逸」や「独」となる。一八〇〇年代にはすでにあったと聞くが、「独」の当て字に対し、ドイツ人の漢字研究者クリストフ・シュミッツさんが差別的ではないかと問題提起している▼気にしたことがなかったが、白川静さんの「字解」によると「独」の字には「一匹の獣」の意味がある。日人得意の語呂合わせの類いで、ドイツに対し侮蔑の意味を込めケモノヘンを当てたわけではないと信じるが、妙な漢字を勝手に当てられた側には不愉快な話であろう▼「逸」には逸品など、良い意味もあるとなだめてみても収まるまい。傷つく人がいる。問題提起に耳を傾けたい。 白川静に『字解』なんては無かったように思うのだけど、『字通』(平凡社、1996年10月)の誤植だろうか。 だ

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    wideangle 2017/04/06
    「独」のけものへんの件、研究者の方が東京新聞の筆洗に疑義を。
  • けものへんに米、けものへんに英、けものへんに蜀 | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の4月2日の日記の読者から、秋山五郎の「街に溢れる防空服装―繁華街上海の決戰色」(大東亞報、第12卷、第17號(昭和19年9月15日), p.32)という記事を読んでみてほしい、との御意見をいただいた。 特にお知らせしたいのは中國人の協力ぶりだ。その日和見的な態度は昨年一月の中國側參戰で大分是正されて來たが、殊に租界返還、治外法權徹廢といふ日側の英斷措置斷行後は目立つて眞劔な參戰意識が現れた。けものへんに米英という新文字を使用した敵擊滅のスローガンを揭げた華語のポスターが、日語のそれと並んで街頭にはり出され戰意をかり立てゝゐる。 ただ、「𤝸𤠉」と書かれたポスターは、↑の記事の写真(上海ではなくマニラの写真らしい)には写っていない。また、↑の記事を掲載したからといって、その後の『大東亞報』では、相変わらず「米英」も「日獨」も使い続けている。その意味では、少なくとも↑の記

    けものへんに米、けものへんに英、けものへんに蜀 | yasuokaの日記 | スラド
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    wideangle 2017/04/05
  • 獨逸とドイツ、孛漏生とプロシヤ | yasuokaの日記 | スラド

    <京都大人文科学研究所付属東アジア人文情報学研究センターの安岡孝一教授(人文情報学)の話> 国名の当て字の由来ははっきりしない部分が多いが、ドイツ(独逸)の場合、「独」と「逸」の2文字に関連性はないことなどから、音読みを拾ったものではないか。 実際のところ、明治2年の条約の時点で、プロシヤは孛漏生、ドイツは獨逸、と書かれている。現在の独逸の表記は、「獨」を「独」に代えているものの、基的には明治政府が当初から使っていた表記で、特に「差別視」があるようには思えない。というあたりまで話したのだけど、さすがに紙面が足りなかったのね。まあ、仕方ないかな。

    獨逸とドイツ、孛漏生とプロシヤ | yasuokaの日記 | スラド
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    wideangle 2017/04/04
  • 第1種電気通信事業者のインターネット接続サービス | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の7月14日の日記に関して、「第1種電気通信事業者のインターネット接続サービスなのだから、パケットレベルでの同一性があるべき」との御意見をいただいた。気持ちはわからなくもないが、「第1種電気通信事業者」に関する法規定は2004年3月いっぱいで廃止されている(cf.『電気通信』No.685, pp.5-15)ので、現時点で「第1種電気通信事業者」を法的に議論するのは無理がある。また、インターネット接続サービスと「インターネットへの接続点までの間の通信を媒介する」役務とを、ゴチャゴチャに議論するのも、やはり無理がある。現時点での電気通信事業法施行規則第22条の2の2第1項の各号に規定された電気通信役務を見てみよう。 一 電話(アナログ電話用設備を用いて提供する音声伝送役務に限る。)及び総合デジタル通信サービスの役務 二 携帯電話及び携帯電話端末からのインターネット接続サービス(利

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    wideangle 2015/07/19
  • 鍋島藩における和文モールス符号 | yasuokaの日記 | スラド

    確かにこの「主婦」のおっしゃる通りで、武雄市には、もう蘭学館は不要だと思います。同様に、武雄市には、もう武雄鍋島文庫は不要なので、他機関に移管すべきでしょう。 とコメントしたところ、なぜ武雄鍋島文庫にそうまで粘着するのか、という趣旨の御叱正をいただいた。私(安岡孝一)が「粘着」しているとすれば、それは武雄鍋島文庫だけではなく、いわゆる「大」鍋島文庫全体だと思う。 『文字符号の歴史 欧米と日編』(共立出版、平成18年2月)の図1には、「日初の和文モールス符号」というキャプションを打ってある。実は、この図を『江戸』大正7年12月号で発見した際に、私が最も気にしたのは、これが当に「日初の和文モールス符号」なのかどうかだった。この和文モールス符号は、安政2年7月2日(1855年8月14日)の浜御殿での実験で、小田又蔵と勝海舟が使ったものだから、もちろん、かなり初期のものであるのは間違いない

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    wideangle 2013/03/26
  • 武雄市図書館・歴史資料館と武雄鍋島文庫 | yasuokaの日記 | スラド

    一昨日の「Re: 武雄市図書館歴史資料館と佐賀県公共図書館協議会」に関して、何が目的で部外者が口を挟んでくるのか、という趣旨の御叱正を複数いただいた。気付いている人も多いと思っていたのだが、私(安岡孝一)の目的は、もちろん武雄鍋島文庫だ。 武雄市図書館歴史資料館が所蔵している武雄鍋島文庫は、佐賀県立図書館の鍋島家文庫や蓮池鍋島家文庫、佐賀大学の小城鍋島文庫などと並んで、いわゆる「大」鍋島文庫の一角をなす重要な史資料群だ。個人的なことを言わせてもらえば、たとえ武雄市のTポイント情報が流出しても、私は痛くもかゆくもない。しかし、武雄鍋島文庫が流出するのは困る。もし海外流出などしてしまったら、ショックで夜も眠れない。それほど重要な史資料群なのだ。 ただし、だからと言って、武雄鍋島文庫を閲覧禁止にして、そのまま死蔵されてしまうのは、もっと困る。私も含め、それでは研究にならないからだ。つまり、流

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    wideangle 2012/09/02
  • Appleカラー絵文字フォントの「sbix」 | yasuokaの日記 | スラド

    現時点でのAppleカラー絵文字フォントは、フォーマット上はttfでありながら、「glyf」テーブルに絵文字を含んでおらず、代わりにアヤシゲな「sbix」というテーブルを含んでいる。この「sbix」のフォーマットは、今のところ公開されてないみたいなので、私(安岡孝一)の推測をここにメモっておく。 ULONG version (たぶんsbixのバージョン、現状では0x00010001) ULONG numImageTables (画像テーブルの個数) ULONG OffsetTable[numImageTables] (各画像テーブルへのオフセット) 各画像テーブルは、以下のようなフォーマットになっているようだ。 USHORT height (画像の高さ(ピクセル数)) USHORT DPI (現状では0x0048すなわち72dpi) ULONG ImageOffset[numGlyphs+

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    wideangle 2011/08/03
  • 「璽」はめったに見ない漢字なのに、どうして常用漢字なのですか? | yasuokaの日記 | スラド

    前田富祺の『常用漢字最新ハンドブック』(明治書院、平成23年1月)を読んでいたところ、質問6の「璽」はめったに見ない漢字なのに、どうして常用漢字なのですか?に対する以下の【答え】が気になった。(p.31) 「璽」は「ジ」と読み、この字には印、印形、玉などの意味があります。たしかに日常生活で目にすることのあまりない字ですが、これは、憲法に使われている漢字です。憲法は全日国民が読めるということが前提なので、憲法に使われる漢字は、すべて常用漢字表に入れて、読めるようにする努力目標としています。同じように普段あまり目にすることがないけれど常用漢字表に入っている「朕」(チン)という字も、憲法に使われている字です。「朕」は天皇が用いた一人称代名詞で「私」という意味です。「璽」も「朕」も、天皇が憲法を公布した文書の中に使われています。「璽」は「御璽」として出てきますが、天皇の印形、印が押されていること

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    wideangle 2011/02/12
  • UnicodeのLOVE HOTEL | yasuokaの日記 | スラド

    Unicode 6.0で導入されたU+1F3E9「LOVE HOTEL」が、ちょっとアレなのではないか、というご意見をいただいた。いや、それ、私(安岡孝一)が導入したわけじゃなくて、auのEzWeb絵文字492番とか、softbank絵文字E501とかが、ISO/IEC 10646に収録されつつあるので、Unicodeもサポートしたっていうだけのことなんだけど。 ただ「LOVE HOTEL」っていう文字の名前が、ちょっと国際的にアレなのは、確かにそうだったりする。けど、でもじゃあ、どういう名前ならいいのか、私には正直わからなかった。それに、分類も「Building and map symbols」じゃなくて、実は「Romance symbols」なんじゃないか、っていう気がするし…。

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    wideangle 2011/02/06
  • 漢字が廃止されても漢字コードは無くならない | yasuokaの日記 | スラド

    『UnicodeのIVSがもたらすメリットとデメリット』の読者から、ここのTogetterの「議論」を読んでみてほしい、と連絡があった。昨日の「出版物のUnicode化推進セミナー」に関連したモノらしいが、発表をちゃんと聞いてない上に「議論」があまりに低レベルで呆れかえった。 だって、たとえ漢字を廃止したとしても、漢字コードは無くならない。IVSだって無くならない。そもそも文字コードってのは、現在の文字を伝えるだけじゃなくて、過去の文献をデジタル化しておくためにもある、っていうか、実際のデータ量はもちろん過去の方が多い。わかりやすい言い方をすれば、過去に漢字で書かれた文献やブログや「つぶやき」なんかが全てこの世から消え去らない限り、漢字コードは無くならない。 とは言え、ここのTogetterで「議論」してる連中は、『文字符号の歴史 欧米と日編』の「おわりに」なんか読んでないだろうし、IS

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    wideangle 2011/01/28
  • JIS X 0212の「黑へん」 | yasuokaの日記 | スラド

    JIS X 0212-1990の規格票を眺めていたところ、「黑へん」のところで妙なことに気づいた。JIS X 0212は76区の最後から77区の最初にかけて、黕・黟・黤・黬・黭・黮・黰・黲・黵・黸の「黑へん」10字を収録しているのだが、黤の「黑へん」だけ規格票でのデザインが違うのだ。規格票p.31を閲覧してもらえばわかるが、黤は「黑へん」の8画目が右上にハネあがっているのに対し、他は全て横棒だ。 どうしてこんなことになったのだろう、と、原案にあたる『印刷産業の情報処理高速化に関する調査研究報告書』のp.273をチェックしてみたところ、やはり、黤は「黑へん」の8画目が右上にハネあがっているのに対し、黕・黟・黬・黭・黮・黰・黲・黵・黸は横棒だった。もしやこれは、と思い、『大漢和辞典』をチェックしてみたところ、検字番号48117の「黑へん」は右上にハネあがっているのに対し、48057・48091

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    wideangle 2010/12/17
  • 子の名には、常用平易な文字を用いなければならない | yasuokaの日記 | スラド

    人名用漢字の新字旧字のネタを拾うために、法務図書館で小澤文雄関係資料を漁っていたところ、昭和21~22年の戸籍法改正案が山のように見つかった。「常用平易」に関する条文の変遷と共に、これらの史料を一覧表にしておくことにする。 一部改正案(昭21.10.18) [文書番号C-13-2]

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    wideangle 2010/09/08
  • 1点しんにょうの辻と2点しんにょうの辻 | yasuokaの日記 | スラド

    『JIS2004日語文字セット規格参加者は全員、頭を丸めて土下座せよ』にもコメントしたが、「1点しんにょうの辻」と「2点しんにょうの辻」のどちらがJISに例示されてるか、ってのは、微妙にややこしい問題だったりする。これは「辻」がいわゆる国字だからで、それゆえに『康煕字典体』という概念が及ばなかったりするのが遠因だが、とりあえずJISの規格票とその周辺を、順に追ってみることにしよう。 JIS漢字の原案にあたる『情報交換のための漢字符号の標準化に関する調査研究報告書』(日情報処理開発センター, 1976年3月)では、36区52点に「2点しんにょうの辻」が収録されていた。字体典拠とした『新字源』(角川書店, 1968年1月)が「2点しんにょうの辻」(検字番号8212)を収録しており、かつ『標準コード用漢字表(試案)』(情報処理学会漢字コード委員会, 1971年10月)も「2点しんにょうの辻」

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    wideangle 2009/05/14
  • 安岡孝一の日記: QWERTY配列に対する誤解

    知識plusにも書いたのだけど、QWERTY配列に対する誤解は、あまりに多い。とりあえず、橋毅彦の『〈標準〉の哲学』(講談社, 2002年3月)から、以下の部分を取り上げてみることにする。 ショールズは、自分の作りたてのタイプライターでは、キーを素早く叩くと、キーの動きを印字に伝える金属棒(タイプバー)がからまってしまうことに気づいた。何とかタイプバーがからまないような工夫はないものか? そこでショールズは、キーの配列を変え、続けて打たれるようなキーがキーボード上に離れてあるよう配列し直した。その結果、キーを叩くスピードは遅くなったが、タイプバーはからまないようになった。その配列こそが、現在の標準配列として生き残ることになったQWERTYの配列だったのである。 アルファベット2文字の組み合わせのうち、英語では「th」を続けて打つことが最も多いのだが、この2字はQWERTY配列では非常に近

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    wideangle 2009/05/04
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