トヨタ自動車は、グループの鉄鋼メーカーの工場で起きた爆発事故の影響で、鉄を材料とする部品の調達に支障が出ているとして、8日から国内で車の組み立てをすべて取りやめています。 生産ラインの停止は今月13日までの6日間の予定ですが、8日は変速機などを生産する部品工場も稼働を停止し、トヨタの国内工場はすべて操業していません。 このうち愛知県豊田市にある堤工場は、現在、注文から納車まで最大で8か月待ちとなっているハイブリッド車「プリウス」の生産拠点ですが、人の出入りがほとんどなく静まりかえっています。トヨタによりますと、工場の生産に携わる従業員は稼働停止に伴って全員、休みになっているということです。 トヨタはほかの鉄鋼メーカーに鉄の生産を委託するなどして部品を調達し、来週15日には車の組み立てを再開する予定で、その後、稼働を増やすなどして生産停止の影響を最小限に抑えたいとしています。
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