現在、システム全面刷新と大規模ERPパッケージ導入のプロジェクトに取り組んでいるゴルフダイジェスト・オンライン。前回は、システム刷新プロジェクトの進行状況を紹介した。今回は、プロジェクトが遅延した原因や、その際に同社が何を優先したかなどを紹介する。 2009年12月、株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(以下、GDO)は、社内のほぼすべての業務システムと基幹システムを一斉に刷新する「G10プロジェクト」を発足した。同プロジェクトは、各システムごとに計13の開発プロジェクトを同時平行で走らせ、それらを最終的にはビッグバン方式で一斉に稼働開始させようという大胆な試みだ。 当初は、2010年中にすべてのプロジェクトの開発を完了させ、2011年の1月1日に一斉に稼働開始する予定だった。同社上級執行役員・コーポレートユニット担当 兼 システム戦略担当の大日健氏は、この当初計画について次のように説明
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