魚谷氏は石破茂新首相にも言及し「女性や若者を守りたいというキャッチフレーズのもとに『この制度をやらない理由が分からない』という発言をされていた。この法制度が早期に国会で審議され整備されることを期待する」と要望した。 パネルディスカッションには、広告制作をする「arca(アルカ)」代表の辻愛沙子さん、慶応大の阪井裕一郎准教授(家族社会学)ら6人が登壇。辻さんは「自分の会社でもメディアでも、辻としてキャリアを歩んでいる。(自身の)一番の結婚の障壁となっているのは名字」と話し、阪井准教授は「事実婚を選び、制度的な後ろ盾がなく不安を抱えている人もいる。名字で結婚の権利を奪っている大きな問題」と指摘した。第一生命ホールディングスの稲垣精二会長は「政府はタイムリーにこのトピックスを進めていただきたい」と求めた。