それは同時にタイムラインに流れてきた いつになったら梅雨が終わるんだろうと、連日の雨と寒い気候にそろそろ飽き始めていた7月後半。ほぼ同じタイミングで、ゲイである僕の胸をつく二つのトピックが目に入ってきた。 一つは、タレントの宮迫博之氏が自身のYouTubeチャンネルで公開した、とある動画だ。それは男性同性愛者を連想させる「轟さん」というキャラクターに扮した彼が、企業に潜入し宣伝をするというものなのだが、そのキャラクター描写に一部から批判が出ていた。 男性従業員の肉体や体型にやたらと言及したり、大声で「触りてぇなあ!」とセクハラ発言をしたり、はたまた女性従業員を異様に邪険にしたりと、男性同性愛者へのステレオタイプな偏見をそのまま形にしたようなキャラクターだったからだ。 あぁ、またこういうゲイ描写がお笑いとして供給され、自分のセクシュアリティがネタとして消費されていくのかと空しく感じていた時、