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レジリエンス(回復する力)とは違う、「我慢」する日本人
<被災の苦難を我慢して頑張り過ぎる日本の国民性を政府が利用していることに、強い怒りを感じる> フラ... <被災の苦難を我慢して頑張り過ぎる日本の国民性を政府が利用していることに、強い怒りを感じる> フランスのマクロン大統領が3月11日、東日本大震災の発生から10年を迎えたのに合わせ、日本向けのメッセージ動画をSNSに投稿した。「日本の人々の抵抗する力、回復する力に敬意を表します」とマクロンは述べたが、「回復する力」はフランス語では「résilience(レジリエンス)」という単語が使われた。 レジリエンスは心理学の言葉で、大変厳しいショックやストレスを受けたときに、そこから回復する力、立ち直る力を意味する。 フランスでは最近、「レジリエンス」または「レジリエント」(回復する力のある人)がよく使われている。私は90年代後半までフランスで暮らしたが、当時はこの単語を聞く機会はあまりなかった。 だがここ数年、テロや新型コロナウイルスの流行などを含めて社会全体が経験した危機やトラウマが増えたために、
2021/04/08 リンク