既存政党の支援を受けない前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が166万票近くを獲得して2位につけ、政界に衝撃を与えた東京都知事選(7月7日投開票)。石丸氏の選挙対策本部で事務局長を務めた藤川晋之助氏が本紙のインタビューに応じ、今後の国政挑戦や「石丸新党」結成の可能性に言及した。石丸氏に「政界の大谷翔平になってほしい」と伝えたところ、意外な反応があったことも明かした。(佐藤裕介) 藤川氏は自民党田中派(解散を決めた茂木派などの源流)の議員秘書や大阪市議を務め、民主党時代の小沢一郎氏らの選挙も手伝った。みんなの党や日本維新の会などの選挙にも関わった。これまでに参謀としててこ入れした140回以上の選挙で勝利を重ね、永田町界隈(かいわい)では「選挙の神様」の異名もとる。藤川選挙戦略研究所代表理事。