「大企業と中小企業、どちらで働く?」日本の就職活動ではありがちなこの質問だが、アメリカの優秀な若者たちにとって、すでにこの答えは明白なようだ。 本稿では、働き方や仕事に関する考え方について、特に他世代と明らかに異なる趣向を持つ「ミレニアル世代」の特徴に触れながら、日米の学生の就職活動・仕事に関する価値観を比較することで、なぜアメリカの若者、特に「ミレニアル世代」が大企業で働きたがらないのか分析してみたいと思う。 日本人学生の根強い大企業志向日本で新卒に人気のある上位の企業は誰もが知る、いわゆる「大企業」がほとんど全てを占めており、前年度にもランクインしているような「安定」した企業がほとんどである。 このランキングに表れているように、日本では「安定さ・高給料・好待遇」を求めて大企業に就職したいと望む学生が過半数を占めており、人によっては大企業に採用される・働くことが、人生における勝ち組として
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