「音楽が売れない時代」などと言われている。一方でアナログのよさが見直されているとか、レコードが売れている、などという話も聞く。 筆者(1986年生まれ)が10代の頃はCDが売れまくっていた時代で、ミリオンはおろかダブルミリオンの売上枚数も珍しくなかった。ここ数年「売れてるのはジャニーズとEXILEとAKB関連ばっかりじゃないか」と悪く言われることもあるが、1990年代もビーイングと小室哲哉プロデュースばっかりでしたよ……と思ったりもするアラサー世代である。 閑話休題。実際のところ、現状はどうなのだろう。 日本レコード協会が4月8日に発行した「日本のレコード産業2016」という小冊子がある。PDFファイルが公開されており、誰でも読める。 2015年、調子がよかったのはアナログレコードのようだ。アナログディスクは、総生産の数量が前年比165%、金額では同173%となり、前年に引き続き数量・金額
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