弊社コラム「再び注目を集めるHTML」でも取り上げられた、Tim Berners-Leeの「Reinventing HTML」という記事。この中で宣言された「HTMLを再発明する」という動きが始まっています。今回はその中心となるW3Cの新しいHTMLワーキンググループについて、また現在グループ内で検討中の仕様である「HTML 5」について解説します。 新しいHTMLワーキンググループは、現在のHTMLを「段階的に改正する」という目的のもと、今年3月に設立されました。策定する新しいHTML仕様は、ただHTML 4の要素や属性の見直しを行うだけではなく、DOMインターフェースによるAPIや改良されたフォームなどを盛り込むことになっています。また、SVGやMathMLなどの語彙と組み合わせて利用できるよう、XMLの構文版も用意される予定です。つまりXHTML 1.0についても改正が行われるという