肝臓は胃のすぐ隣にある人体最大の臓器で、重さは1㎏~1.5kgあります。肝臓の働きは、大きく分けて3つあります。 1. 加工・貯蔵 食べ物からとりいれた栄養素を体内で利用できるように加工し、貯蔵しています。 2. 解毒 アルコール、薬、老廃物を分解し、からだに影響を及ぼさないように解毒します。 3. 胆汁の生成・分泌 食べ物の消化に必要な胆汁を生成します。 脂肪肝とは、肝臓に脂肪が過剰に溜まった状態のことです。 脂肪肝にはアルコール性と非アルコール性があります。アルコール性脂肪肝は、お酒を多く飲むことでアルコールの解毒が優先されて処理しきれなかった中性脂肪が肝臓に溜まって起こります。非アルコール性脂肪肝は、お酒を習慣的に飲まず、食べ過ぎや肥満などの生活習慣が原因で起こります。 肝臓に脂肪が溜まり、脂肪肝へと移行した状態を放置すると、徐々に肝臓に炎症が起きてきます。だんだん肝臓が硬くなってい