前回ブログで血圧のことを書きましたが、他にも血圧に関して時々される質問が「下の血圧だけが高いのですが、どうしてでしょうか?」といった内容です。今回も血圧、特に「下の血圧」である拡張期血圧を中心に書きます。なお下の血圧が高いとは90mmHg以上が目安になります。 拡張期血圧が高いとは 心臓が収縮して血液を送り出す時に太い血管にかかる圧力が収縮期血圧、俗にいう「上の血圧」です。逆に下の血圧(拡張期血圧)とは心臓が拡張して緩み、血液を太い血管に送り出していない状態の時の血圧です。下の血圧が高くなる原因は、心臓から遠い細い血管(末梢血管)が動脈硬化により硬くなって流れにくくなるために起きます。もう少し詳しく言うと心臓から近い太い血管(大血管)はもともと弾力性に富み、心臓から送り出される血液をやわらげるクッションの機能をもっています。収縮期には広がり、拡張期にはゴムのように元に戻ろうとする力で血液を
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