2019年5月15日、Microsoftは定例アップデートを行い、複数の脆弱性が修正されています。この中で、CVE-2019-0708として採番された脆弱性がWormとなりうるものだとして注意喚起が行われています。Microsoftは2017年のWannaCryの再来となる恐れがあるとし、既にサポートが終了しているWindows XPなどにも修正プログラムを公開しました。ここでは関連する情報をまとめます。 脆弱性概要 Microsoftが公開したセキュリティ情報をまとめると次の通り。 CVE-2019-0708 | Remote Desktop Services Remote Code Execution Vulnerability 影響 リモートデスクトップサービスに任意のコード実行をされる脆弱性。第三者により標的のシステム上で任意のプログラムやデータやアカウントの作成や操作が行われる恐
巷ではIntel, AMD, ARMを巻き込んだCPUのバグ "Meltdown", "Spectre" が話題です。 これらの問題、内容を読み進めていくと、コンピュータアーキテクチャにおける重要な要素を多く含んでいることが分かって来ました。 つまり、このCPUのセキュリティ問題を読み解いていくと現代のマイクロプロセッサが持つ、性能向上のためのあくなき機能追加の一端が見えてくるのではないかと思い、Google, Intelの文献を読み解いてみることにしました。 が、私はセキュリティの専門家ではありませんし、過去にデスクトップPC向けのような大規模なCPU設計に参加したこともありません。 あくまでコンピュータアーキテクチャに比較的近い場所にいる人間として、この問題の本質はどこにあるのか、可能な限り読み解いていき、現代のマイクロプロセッサが持つ高性能かつ高機能な内部実装について解き明かしていき
by Sh4rp_i ここ10年間に製造されたIntelのプロセッサに、設計上の欠陥が見つかりました。最悪の場合、パスワードやログインキー、キャッシュファイルなどが格納されたカーネルメモリーの内容を読み取られる恐れがあるとのことなのですが、Intel x86ハードウェアに存在する欠陥のため、マイクロコードアップデートでは対応不可能で、各OSがソフトウェアレベルで修正をかけるか、バグのない新たなプロセッサを導入する必要があるとのこと。 'Kernel memory leaking' Intel processor design flaw forces Linux, Windows redesign • The Register https://www.theregister.co.uk/2018/01/02/intel_cpu_design_flaw/ このバグは、データベースアプリケーショ
セキュリティ・キャンプ全国大会2017の講義資料です(Masato Kinugawaさんとの共同制作です)。
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