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ブックマーク / fabcross.jp (216)

  • 5000mmまでの大型の物に対応する3Dスキャナー「Lynx」を販売|fabcross

    Lynxは、250×400mmの範囲でシングルキャプチャーが可能だ。推奨対象サイズは100~2000mmだが、最大で5000×5000×5000mmまでの大型の物のスキャンもサポートしている。 同製品の体寸法は290×120×55mm、重量は800g、スキャン精度は0.10mm、解像度は0.30mmだ。光学スタビライザーや視覚トラッキングを備えており、マーカーなしでのズレを最小限に抑えており、1秒当たり最大200万ポイントの高速スキャンが可能だ。モバイルスキャンにも対応しており、Connectアクセサリーを使用してスマートフォンと接続することで、外出先でもスキャン作業が実施できる。 ハンドヘルドモードに加え、スキャン対象物を回転させながらスキャンするターンテーブルモード、モバイルバッテリーで使用するモバイルモードという3つのスキャンモードを搭載しており、さまざまな状況でのスキャニングが可

    5000mmまでの大型の物に対応する3Dスキャナー「Lynx」を販売|fabcross
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    x-osk 2023/07/06
  • 太陽光で焼印をつける——ハンディ彫刻機「Febo Solar Engraver」|fabcross

    凸レンズで太陽光を1点に集中させて、木、コルク、革などの素材表面に焼印を付ける彫刻機「Febo Solar Engraver」がMakuakeに登場した。 Feboは、虫メガネのように凸レンズで太陽光を集光し、さまざまなものに焼印をつけることができる彫刻器。電源不要で、対象の形や大きさに制限はないとしている。

    太陽光で焼印をつける——ハンディ彫刻機「Febo Solar Engraver」|fabcross
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    x-osk 2022/11/24
  • サンステラ、Polymaker製の3Dプリンター用フィラメント「PolyLite PLA-CF」を発売|fabcross

    同製品はPLAにカーボンファイバーを配合した素材で、通常のPLAと比べ、曲げ強度、耐衝撃性が向上している。造形後は積層跡が目立ちにくく、PLAの造形のしやすさと強度を両立する。 ダンボールスプールを採用しており、平均フィラメント径は1.75mm、推奨プリント温度は190~290℃、推奨プリント速度は30~70mm/秒(推奨プリント温度と速度はプリンターの種類や環境によって変化)。パッケージ寸法は209×223×75mm、重量は1.4kgだ。 同製品での造形時には、硬化鋼ノズルの使用を推奨している。また使用時の注意事項として、プリント時の層間接着性をよくするためにクーリングファンの使用や(開放機での造形も可能)、使用時にはラフトと造形物の距離を約0.2mmに設定した上で、常にラフト付きでプリントすることを推奨している。 サンステラ3DモールとPolymakerサイトのウェブショップで販売し、

    サンステラ、Polymaker製の3Dプリンター用フィラメント「PolyLite PLA-CF」を発売|fabcross
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    x-osk 2022/11/19
  • 同人ハードウェアを残していくために —— ビット・トレード・ワンの「マイプロダクトサービス」|fabcross

    個人や小規模なサークルで製造するハードウェアは、企業が扱うものと比較して「同人ハードウェア」と呼ばれる。イベントや通販サイト、あるいは実店舗での委託販売などを通じて、自分のアイデアから生まれた商品が多くの人の手に渡ることには、大きな喜びが伴う。 設計から製造、検品まですべてを行うことは同人ハードウェアの醍醐味でもあるが、一方でそれらを担い続ける敷居の高さもある。最初は楽しくても、販売数が増えるにつれて負担が大きくなり、結果として再生産されることのない商品も少なくないという。 ビット・トレード・ワンの「マイプロダクトサービス」は、そんな同人ハードウェアの課題をくみ、長期的に安定した供給を実現するためのサービスだ。基板設計や自社製品を開発する企業としてのノウハウを活用し、設計者のアイデアを尊重し、経済的な利益も確保しつつ、より多くのユーザーの手に届くようにする取り組みについて伺った。 同人ハー

    同人ハードウェアを残していくために —— ビット・トレード・ワンの「マイプロダクトサービス」|fabcross
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    x-osk 2022/08/29
  • 砂に熱エネルギーを保存する——都市暖房用蓄熱システム「Sand battery」運用開始|fabcross

    フィンランドのPolar Night Energyは、同国のエネルギー企業Vatajankoskiと共同で、砂に熱エネルギーを貯蔵する、世界初の商用システム「Sand battery」の運用を開始した。グリーン電力を何カ月も保存可能で、年間を通して安定したエネルギー供給を可能にする。 Sand batteryは、安価で豊富な砂を蓄熱材料とし、太陽光や風力から生成した電力を約500℃の熱に変換して砂に蓄える。砂の内部に伝熱システムを備え、断熱性を最適化することで、効果的なエネルギー輸送と熱損失を最小限に抑えた長期保存を可能にした。用途に応じて規模を調整しやすく、場所を選ばず地上だけでなく地下にも設置できる。 今回、Vatajankoskiの発電所に設置されたシステムは、直径4m、高さ7mのスチールコンテナ型で、砂の量は何百トンにもなる。容量は8MWh、出力は100kWで、実際に発電所近辺の温

    砂に熱エネルギーを保存する——都市暖房用蓄熱システム「Sand battery」運用開始|fabcross
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    x-osk 2022/08/21
  • 手術不要で白内障を治す——オキシステロールに白内障治療薬の可能性|fabcross

    英アングリア・ラスキン大学の研究チームは、マウスを用いた実験で、オキシステロールが白内障治療薬として有効である可能性を示した。現在では手術でしか治せない白内障が、近い将来薬物治療できるようになるかもしれない画期的な成果だ。研究成果は『Investigative Ophthalmology & Visual Science』に2022年5月16日付で公開されている。 白内障は、水晶体を構成するタンパク質の異常変質が原因で水晶体が混濁する疾患で、加齢とともに進行する。タンパク質が凝集して大きな塊となることで光が散乱し、網膜への透過が低下して視力に影響を及ぼす。WHOによると世界の白内障患者は6500万人を超えているが、濁った水晶体を元に戻す薬は現状存在せず、視力の回復には手術しか治療法がない。 オキシステロールとは、オートファジーなど様々な細胞機能に関与しているコレステロール誘導体の総称だ。こ

    手術不要で白内障を治す——オキシステロールに白内障治療薬の可能性|fabcross
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    x-osk 2022/07/25
  • 品質を維持したまま造形速度を2倍に——ミシガン大学発、3Dプリンター用ソフトウェア「FBS」|fabcross

    ミシガン大学からスピンアウトしたUlendoが開発した3Dプリンター用ソフトウェア「FBS」が、北米最大級の3Dプリンター展示会「RAPID + TCT」で初披露された。ファームウェアに実装することで、造形品質を維持したまま3Dプリンティング速度を2倍高速化できる。 新たなソフトウェアは、プリント中の振動を補正するアルゴリズムを搭載し、これまで品質維持のため必要だったプリント速度の低速化や、反りの発生を防ぐ。プリントヘッドを動作して造形する方式の3Dプリンターに実装できる。 FBS(Filtered B Splines)は数学関数に関連した技術用語のことで、マシンコマンドを最適な予測に基づき、プリント中の振動を補正するコマンドへ変換するために用いている。例えば、直線的な造形を試みても、振動のため上方向へ移動する場合、FBSアルゴリズムが下方向のパスをフォローするマシンコマンドに変換すること

    品質を維持したまま造形速度を2倍に——ミシガン大学発、3Dプリンター用ソフトウェア「FBS」|fabcross
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    x-osk 2022/06/29
  • イグアス、「3Dプリンター向け 仕上げ加工ツール」のオンライン販売開始|fabcross

    イグアスが、デスクトップ型3Dプリンターの樹脂素材に適した「3Dプリンター向け 仕上げ加工ツール」のオンライン販売を開始した。 3Dプリンターで出力した造形物は、サポート材の除去や磨きなどの出力後の後工程が発生する。しかしその際に必要な工具は、「さまざまな専門店で揃える必要があるために非常に手間がかかる」との顧客の声が同社に寄せられたと言う。そのような声に応えるため、出力後の仕上げ加工に必要なツール類を同社オンラインショップで提供開始した。 ツール類はSELECT D代表取締役布山浩司氏監修の下に厳選。「ヌルッと切れる片刃ニッパー」(税込4950円)、「フィニッシングペーパー (細目セット)」(同220円)、「水性サーフェイサー1000スプレー」(同990円)などがラインナップされている。

    イグアス、「3Dプリンター向け 仕上げ加工ツール」のオンライン販売開始|fabcross
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    x-osk 2022/05/16
  • ホームセンターで調達した材料でエアレスタイヤを自作——ドリフト走行や急旋回もテスト|fabcross

    YouTubeチャンネル「Driven Media」を主宰する2人組が市販の素材を使ったDIYでエアレスタイヤを製作し、試走した様子を2022年3月の動画「I Made DIY Airless Tires」で公開した。 材料は、ベースとなるスチールホイールをFord Mondeoから流用した。ゴムタイヤの空気にあたる部分は塩ビ(ポリ塩化ビニル、PVC)の水道管と樹脂製パイプを使用し、それらを連結するボルトとナットを用意。路面と接するトレッド部には、通常のタイヤから切り取ったゴムを流用した。 製作手順は、まず水道管をホイールのリム幅に合わせてカットする。1輪当たり15個の水道管をホイールリムの周囲に配置し、その外周にトレッドとなるゴムを巻き付ける。水道管とトレッドゴムの間にできた隙間には、防振対策として樹脂製の細いパイプを挿入した。これらの部品を、約300組のボルトとナットを使って結合した。

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    x-osk 2022/05/16
  • 一畳半からの製造販売——フィラメント職人Nature3Dの生存戦略|fabcross

    オープンソースの文化に後押しされ、3Dプリンターを自作する人は少なくない。他方、近年では熱溶融積層方式(FFF)で造形する際の素材となる「フィラメント」を、個人で製造販売する人々も現れ始めている。 Nature3Dという屋号で活動する伊藤精元(いとう きよもと)氏は、企業に勤めながら個人でフィラメントの製造販売に取り組むひとりMaker。同氏が製造、販売するフィラメントは高い耐熱性や導電性など特殊な機能を持ち、一般ユーザーのみならず企業や大学からも引き合いがあるという。製造に至った経緯や販売後の反響を伺うと、製品単体では完結しない、”素材”を売るための生存戦略が浮かび上がってきた。 (文中の画像で特に注記がないものは、伊藤氏からの提供もしくはNature3DのWebページより引用したものです) 3Dプリンターが使えないので、フィラメントから作ってみた 伊藤氏がフィラメントの製造を始めたの

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    x-osk 2022/05/16
  • 哺乳類の呼吸の効率を300%向上させる金属の肺「Super Lung」|fabcross

    ウイルスによる呼吸器系疾患を伴うパンデミックは、人間もとい哺乳類の呼吸をする肺の構造上の制約に起因している。同じ経路で吸って、吐くというサイクルが感染を引き起こしていくと言われている。 韓国のデザイナー/アーティストら (Bongkyu Song氏とMoon Kyoungwon氏、Jeon Joonho氏) が、哺乳類の呼吸の構造上の制約を克服することをコンセプトにした金属製の肺「Super Lung」を考案した。鳥の非常に効率的な呼吸器系からヒントを得ており、同コンセプトにより、呼吸の効率は300%向上するという。 鳥の肺は、哺乳類の肺のように膨張したり収縮したりすることはない。代わりに、鳥には肺の前後に空気の流れを制御する気嚢があり、気嚢により肺に一方向の空気の流れを生み出している。Super Lungは、藻類を使って二酸化炭素を酸素に変換し、一方向の流れを作り出すように設計された。

    哺乳類の呼吸の効率を300%向上させる金属の肺「Super Lung」|fabcross
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    x-osk 2022/05/16
  • 時速400kmまで加速可能、スポーツカー用小型EVモーターを開発|fabcross

    スウェーデンの自動車メーカーKoenigseggが、EV用モーター「Ouark E-motor」を発表した。同社はQuark E-motorを、パワー重視のAxial Fluxモーターとトルク重視のRadial Flux モーター間でバランスをとった「Raxial Flux」モーターと呼び、重量に対してトルクとパワー面で優れたモーターだと説明した。 Koenigseggは、さらに、最近開発した6相インバーター「David」と2台のQuark E-motorを組み合わせたEV用ドライブユニット「Terrier」も同時に発表した。 開発リーダーのAndrás Székely氏は、「Quarkのシャフトに航空宇宙産業で使われる300M鋼を使い、直接冷却方式やローターに中空カーボンファイバー技術Aircore」を採用することで、重量がわずか30kg、最大トルク600Nm、最大出力250kWという

    時速400kmまで加速可能、スポーツカー用小型EVモーターを開発|fabcross
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    x-osk 2022/05/16
  • DCLF方式の高速3Dプリンター「Rocket 1」、CAMPFIREで先行予約発売開始|fabcross

    トップダウン型で新方式のDCLF方式を採用した高速3Dプリンター「Rocket 1」が、CAMPFIREで先行予約発売を開始した。 「DCLF(Digital Continuous Liquid Forming)」方式は、開発元のHITRYが独自開発。液晶画面の超高解像度化とDLP硬化技術の超寿命化を両立させた陥没面形成光を用いた方式だ。 Rocket 1は、最大造形速度が毎時420mmという高速プリントが可能である。作品上部から造形し樹脂に沈めていくトップダウン型を採用しているため、レイヤー分離が発生しにくく、サポート材も最小限で済む。大型の固形レベリングモデルも素早くプリントできる。 最大3.7Kgの樹脂が入れられる大型タンクを搭載しているので、大型モデルの造形にも対応。スクリーンおよびリリースフィルムが不要なためランニングコストを抑えることができる。稼働時間1万8000時間(約2年)

    DCLF方式の高速3Dプリンター「Rocket 1」、CAMPFIREで先行予約発売開始|fabcross
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    x-osk 2022/05/15
  • Raspberry Piなどによる農業IoT「ラズパイ・Arduino農業実験集」発刊|fabcross

    Raspberry PiとArduinoを使った農業IoTの製作/実験集「ラズパイ・Arduino農業実験集」がCQ出版から発売される。 同書は、各種センシングやカメラによる観察など、農業IoT向けのさまざまな機器製作や実験の記事を集めたものだ。内容は過去に「Interface」誌に掲載された記事を再編集したものになる。 具体的には、簡易ビニールハウスやIoT気象システムの製作、画像による植物センシングや大気および土壌のセンシングの実験、その他さまざまなアイデアや制作実験を紹介する。 同書は、Interface編集部の編集でB5判224ページ。2022年4月30日発売予定で定価は2970円(税込)だ。

    Raspberry Piなどによる農業IoT「ラズパイ・Arduino農業実験集」発刊|fabcross
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    x-osk 2022/04/18
  • デュアルディスプレイ搭載で計測値の一覧表示も可能——プロ仕様デジタルコンベックス「T1 Tomahawk」|fabcross

    デュアルディスプレイやグリーンレーザーを備えたデジタルコンベックス「T1 Tomahawk」がKickstarterに登場し、人気を集めている。 T1 Tomahawkは、一般的な寸法測定だけでなく、インクリメンタル測定、中心測定、内寸測定が早く正確にできるプロ仕様のデジタルコンベックスだ。リアルタイムで計測値を表示する有機ELディスプレイを見ながら、計測ポイントでボタンをクリックすると、測定結果を側面の電子ペーパーディスプレイに一覧表示する。

    デュアルディスプレイ搭載で計測値の一覧表示も可能——プロ仕様デジタルコンベックス「T1 Tomahawk」|fabcross
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    x-osk 2022/04/18
  • 汗をかいた時に熱を逃がす、革新的なテキスタイルを開発|fabcross

    米デューク大学が開発した軽量素材は、乾いた状態では熱エネルギーを閉じ込めるが、汗をかき始めると小さな通気孔を開いて熱を逃がし、乾くと再び通気孔が閉じて熱を保持する。この素材は、エレクトロニクスではなく物理現象を利用することで通気孔が開閉する。そのため、衣服のパッチとして、さまざまな状況下で衣服内を快適に保つことができる可能性がある。 デューク大学の機械工学・材料科学助教授であるPo-Chun Hsu氏は、このような2つの性質を持つ素材を作成するにあたって、ナイロンに着目した。ナイロンは安価で軽くて柔らかい。また、ナイロンをフラップ状にカットすると、片面が水分に触れたときに少しずつカールすることを知っていた。 ナイロンは保温性に劣るため、Hsu氏は熱を逃がさないように銀の層を上に重ねた。当初、銀の重さでナイロン製のフラップの動きが悪くなることを予想し、できるだけ薄くしようとしていた。しかし、

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    x-osk 2022/04/12
  • 水素を動力源とする電気化学システムを用いて、空気中の二酸化炭素を99%回収する新技術|fabcross

    水素を動力源とする新しい電気化学システムを用いて、空気中にある二酸化炭素の99%を効果的に回収する方法が実証された。この研究は米デラウェア大学によるもので、2022年2月3日付で『Nature Energy』に掲載された。 研究チームは、現在使用されている酸をベースとする従来の燃料電池に代わる、経済的で環境に優しい水酸化物交換膜型燃料電池(HEMFC)の改良に取り組んできた。しかし、HEMFCには空気中の二酸化炭素に極めて弱いという欠点があるため、燃料電池の性能と効率が最大20%低下し、ガソリンエンジンと同程度になってしまう。 研究チームは、数年前に、この欠点が二酸化炭素除去の解決策になるかもしれないということに気づいた。このメカニズムを徹底的に研究したところ、この燃料電池は入ってきた二酸化炭素のほぼ全てを回収し、反対側に二酸化炭素を分離する能力が非常に高いことが分かった。この「セルフパー

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    x-osk 2022/03/27
  • 太陽の熱と自然対流を利用——低コストな淡水化システムを開発|fabcross

    マサチューセッツ工科大学(MIT)と上海交通大学の研究チームは、太陽光を利用して、低コストかつ効率的に海水を淡水化できるシステムを開発した。従来と異なり、毛管現象を利用しないシステムとすることで、装置への塩分の付着を防ぎ、耐久性を高めている。海水から飲料水を確保できるだけでなく、廃水の処理や、医療器具の消毒にも利用できる。研究結果は、2022年2月14日付けの『Nature Communications』に掲載されている。 現在、世界の3分の2の人々が水不足に悩まされていると言われている。また、そのような地域では電力不足にも直面している。そのため、太陽の熱だけを利用して海水や汽水を淡水化できる装置の開発へ注目が集まっている。太陽熱脱塩システムの多くは、毛細管現象を利用しているため、塩分が蓄積しやすいうえに清掃が困難で、仕組みを複雑にし、コストがかかっていた。 そこで、研究チームは毛細管では

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    x-osk 2022/03/27
  • 紙パルプ業界の廃棄物 リグニンを低圧でプラスチックや化学製品に変換する新手法|fabcross

    紙パルプ業界の廃棄物であるリグニンを、バイオベースの3Dプリント用樹脂などの高性能プラスチックや高価な化学製品に効率的に変換できることが実証された。さらに、経済面の分析とライフサイクル分析により、この手法は石油ベースの類似製品に対しても競争力を持つことが明らかになった。 研究は米デラウェア大学が主導し、加CanmetENERGYと共同で行ったもので、2022年1月19日付けで『Science Advances』に掲載された。 現在、持続可能な材料としてバイオ由来の材料は注目されているが、使用に際しては経済的でなければならない。そんな中、研究チームはリグニンに着目した。リグニンは植物の細胞壁を構成する成分の1つであり、強度と剛性を与えるものだ。紙パルプ業界ではリグニンは紙製品を作る際の副生成物で工業リグニン(Technical lignin)と呼ばれ、世界中のパルプ工場などから年間約1億トン

    紙パルプ業界の廃棄物 リグニンを低圧でプラスチックや化学製品に変換する新手法|fabcross
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    x-osk 2022/03/18
  • ペットや赤ちゃんの甘噛みを再現——ユカイ工学の癒し系ロボット「甘噛みハムハム」|fabcross

    ユカイ工学が赤ちゃんの甘噛みを体験できる癒し系ロボット「甘噛みハムハム」のプロジェクトをCAMPFIREで開始した。 甘噛みハムハムは、同社の社内メイカソンから生まれた製品だ。発案者の子育ての経験から、「短い期間にしか体験できない幸せな時間を再現できないか」という発想でプロジェクトは始まったという。 口元に指を差し出すと、赤ちゃんやペットが小さな歯で甘噛みする感触が楽しめる。独自の「ハムゴリズム」によって、味わいハムや溺れハム、マッサージハム、空振りハムなどのさまざまなバリエーションの甘噛みを体験できる。

    ペットや赤ちゃんの甘噛みを再現——ユカイ工学の癒し系ロボット「甘噛みハムハム」|fabcross
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    x-osk 2022/03/10