OOMKillerの殺意 顧客EC2のTomcatがアクセスの無い早朝にもかかわらずOOMKillerに突然殺されてしまったので、調査した顛末をたぶん同じような問題に直面されている方もおられるかと思いますので備忘録として記載します。 Javaヒープのチューニングにも多少役立つかと思います。 (この記事はJava8が対象となります。) OOMKillerとはOut of Memory時に、サーバ全体を守るためにメモリーを消費しているプロセスを停止するLinuxの標準機能です。 そのOOMKillerになんとTomcatが突然殺害されてしまいました。 問答無用の辻斬り状態です。 早朝ですのでアクセスログには何も記録されておらず、catalina.outには OpenJDK 64-Bit Server VM warning: Setting LargePageSizeInBytes has no
必要があって様式(style)という概念について多少勉強したのでメモ代わりにまとめておきます。「様式」(文学だと「文体」)という言葉を問題にしたいわけではなく、芸術学まわりで頻出するあの概念の中身を問題にします*。具体的には、「ロマネスク様式」や「定朝様」や「8bitスタイル」などと言われる場合のそれです。 学部生時分の自分が読んだらためになったであろう内容を意図して書いてます。注は詳しく知りたい人向け。 文献 目を通した文献は以下*。 Elkins, J. 2003. “Style.” Grove Art Online. https://doi.org/10.1093/gao/9781884446054.article.T082129. Gombrich, E. H. (1968) 2009. “Style.” In The Art of Art History, 2nd ed., ed
Part I: Secret key cryptography 1: Introduction 2: Encryption 3: Stream ciphers 4: Block ciphers 5: Chosen plaintext attacks 6: Message integrity 7: Message integrity from universal hashing 8: Message integrity from collision resistant hashing 9: Authenticated encryption Part II: Public key cryptography 10: Public key tools 11: Public key encryption 12: Chosen ciphertext secure public-key encrypti
知ってるようで知らないTeXの世界 自分の人生より歴史あるソフトウェア開発をマネジメントする技術 アルゴリズムに関する大著『The Art of Computer Programming』のため、ドナルド・クヌース先生が組版システム「TeX」を発表して41年。その開発は世界中で活発に続いています。日本語TeX開発コミュニティやTeX Liveチームで活動する20代のエンジニア山下弘展(aminophen)さんに、自分より1.6倍も長生きなソフトウェアをメンテナンスする技術について聞きました。 数式がきれいに組めることで広く知られているTEXTEX(以下、TeXと表記)は、誕生から40年を超える自動組版システムです。 学生時代にレポートや論文でTeXを使ったことがある人も少なくないでしょう。技術系の同人誌でページの見栄えを改善すべく、Re:VIEWなど書籍執筆支援システムの背後で動くTeXに
この記事は「Visual Studio Code Advent Calendar 2018」2日目のエントリです。昨日は@tempakyousukeさんの「僕の考えた最強のキーバインドチートシート(VSCode)」でした。 最近、Javaを書くときは**Visual Studio Code(以降、VS Code)をIDEとして利用しています。一番の理由は軽量**という点で、機能的にはまだまだEclipse、IntelliJ IDEA、NetBeansに届かない部分がありますが、最低限の機能は備えています。また、Visual Studio IntelliCodeがJavaに対応するなど、新しい機能開発も盛んで、今後が期待できます。 使っている中で**「そういえば、なんでVS CodeでJavaのデバッグとかできるんだろう?拡張機能の中ってどうなっているの?」とふと疑問が沸いてきたので調べてみ
概要 ある種の数え上げの計算は、多項式・形式的べき級数に対する計算と結び付けることができます。数え上げの問題を、多項式・形式的べき級数に対する計算と読み替えて、代数的な式変形により答を得る手法が、競技プログラミングにおいても注目され始めているようです。 さまざまな問題を文字式の問題に翻訳できるようになっておけば、文字式に対して理解を深めるだけで、幅広い問題に対する解決力を同時に伸ばしてしまうことができます。また、中高数学の学習で学んだ文字式や関数の式変形に対する能力が利用できることも魅力になると思います。 ここでは、数え上げの対象を多項式・形式的べき級数の問題に対応させる練習をしていきましょう。(逆に言うと、対応させた先の「多項式・形式的べき級数の問題を解く」方法の説明は、この記事では扱いません。) 多項式への言い換えは、経験がないうちは、唐突に感じてしまうことがあると思いますが、頻出のパ
いつもniconicoをご利用いただきありがとうございます。 2020年1月29日(水)より、より快適な視聴環境を提供することを目的として、ニコニコ動画に「ラウドネスノーマライゼーション(自動音量調整)」機能を導入します。 この記事では、ラウドネスノーマライゼーションの導入に至る経緯と、技術的な詳細についてご説明します。 ※ 「ラウドネスノーマライゼーション(自動音量調整)」のことを、以下「本機能」と記します。 ※ 本機能についての概要は、こちらのニコニコインフォをご確認ください。 ▼本機能導入の経緯 以前より、多くのユーザーのみなさまから 「動画ごとに音量がバラバラで、連続して動画を視聴するときにいちいち音量を調整しなくてはならず面倒」 「動画本編に対して動画広告の音量が大きすぎ、驚かされる」 といったご意見を頂戴しておりました。 それを受けて、より多くの方々に快適に動画をご視聴いただけ
Amazon Web Services ブログ モダンアプリケーション開発ホワイトペーパー(日本語改定版)が公開されました 皆さん、こんにちは! モダンアプリケーション開発スペシャリスト ソリューションアーキテクトの福井です。 私が執筆したモダンアプリケーション開発のホワイトペーパー(日本語版)がAWSホワイトペーパーサイトで公開されましたので、その内容を紹介させて頂きます。このホワイトペーパーは、以前こちらのブログで紹介させて頂いたModern Application Development on AWS(英語版)の日本語版になります。 ホワイトペーパーの内容 公開されたホワイトペーパードキュメントは、「AWS モダンアプリケーション開発 – AWS におけるクラウドネイティブ モダンアプリケーション開発と設計パターン」(日本語版)というタイトルの51ページのドキュメントで、 はじめに
はじめに この文章は、普段から Vim を使い、仕事でも趣味でも Go 言語を書いている僕が、最近どの様な環境で書いているかを説明した文章です。ベストプラクティスではありません。 vim-go と僕 元々、Go 言語はリポジトリの misc/vim に Vim で Go 言語を書くための syntax やコマンドを持っていました。今でもそれらは Google のリポジトリに置かれています。ミュージアム的な物なので、実用的ではないと思います。 GitHub - google/vim-ft-go A rudimentary Go filetype plugin. Provides syntax files and basic settings for go files. This is a f... https://github.com/google/vim-ft-go これを Fatih A
We have computed the very first chosen-prefix collision for SHA-1. In a nutshell, this means a complete and practical break of the SHA-1 hash function, with dangerous practical implications if you are still using this hash function. To put it in another way: all attacks that are practical on MD5 are now also practical on SHA-1. Check our paper here for more details. Slides from RWC are also availa
スマートフォンからは表が正しく表示されないようです。ブラウザを"PC版"表示にしてご覧ください。 1.はじめに 前回の記事では、AC環境(beatmania IIDX 27 HEROIC VERSE)におけるランダム配置分布について分析し、一定の偏りが存在する可能性は否定できないが、プレイヤーが通常のプレー中に感知できるような偏りとはなっていない、と考察した。 引き続き今回の記事では、AC環境以外の他環境における分析として、長年CS環境の中核を担ってきたPS2用ゲームソフト”beatmania IIDX 16 EMPRESS + PREMIUM BEST”におけるランダム配置について分析と考察を行う。 先に結論を述べておくと、本ソフトのランダム配置には明らかな偏りが見られ、またその有力な原因についても推測することができた。以下ではその詳細を述べていく。 2.検証方法 今回の記事のデータにつ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く