先日、とあるテレビ番組を見ていたら(番組名は失念)「右と左の書き順の違いを決めた人がいる」という趣旨のネタがありました。「右」と「左」の 書き順が違うことを知っている人は多いと思いますが、それにはちゃんと理由がありました。 「右」と「左」の書き順を違えるように主張したのは、日本書写技能検定協会理事・文部省主任教科書調査官を務めた江守賢治氏だそうです。 なぜ「右」と「左」で書き順が違うのかというと、そもそも字の形が違うことに由来しているそうです。 「右」は「-」が「ノ」より長く 「左」は「-」が「ノ」より短い のです。 当初、文部省で指導の手引きを作る際は同じ書き順にするという話だったそうですが、江守賢治氏が反対(「戦後の一時期、国語教育の中では、どうしたわけか筆順など全く顧みられ」なかったことから指導の手引きの要望があった)。 反対の理由は、より字を美しく書くため、で、それは短いものを書い