CA1702 – 動向レビュー:Google Book Searchクラスアクション(集合代表訴訟)和解の動向とわが国の著作権制度の課題 / 鳥澤孝之 情報リテラシー教育:図書館・図書館情報学を取り巻く研究動向 1. はじめに 「研究文献レビュー」は、図書館情報学における特定テーマについて、最近数年間の研究文献(国内の図書館情報学雑誌・図書等)をレビューするものである。今回は、「情報リテラシー教育」をテーマとして、この作業に臨むこととなった。 対象となる文献を決めるにあたっては、「何をもって『研究』文献とみなすか」「何をもって『図書館情報学』の文献とみなすか」という判断をしなければならないが、これがなかなか難しい。前者については、情報リテラシー教育をめぐっては実践事例に基づく研究が多く存在するが、単なる事実経過の「紹介」と分析・考察を加えた「研究」との境界は必ずしも明確ではない。そこで、