前田国交相党と別の立場強調 八ッ場ダムの再検証を巡り、国土交通省関東地方整備局がダム建設について、民主党のマニフェスト(政権公約)とはかけ離れた評価を出したことについて、前田国土交通相は20日の閣議後記者会見で、「党は党の考え方でまだ色々検討もするだろう。八ッ場ダムをどうするかについては予断を持たずに検討し、有権者の意見も聞いて、最終的には大臣が判断する」と発言し、党とは別の立場で政治判断を下す考えを明らかにした。 再検証の進捗(しんちょく)については「プロセス(過程)の何合目かは申し上げられないが、まだ、てっぺんまで来ていない」と語り、ダム建設が「最も有利」とした同整備局の評価が即、検証結果にはならないとの認識も示した。 また、政権交代直後の国交相として、再検証を提唱した民主党の前原政調会長が、同整備局から検証結果の報告を受けていなかったと不快感を示したことについては、「私自身も直接、結