6年前、中国製の冷凍ギョーザから殺虫剤の成分が検出された事件で危険物質投与の罪に問われている元従業員の呂月庭被告に対し、中国の裁判所は、20日無期懲役の判決を言い渡しました。 2008年1月に発覚したこの事件は、中国・河北省の食品加工会社、天洋食品が製造し、日本で販売された冷凍ギョーザを食べた千葉県と兵庫県の男女合わせて10人が食中毒の症状を訴えて、このうち1人が一時重体になったもので、呂被告は2010年に起訴され去年7月初公判が開かれていました。
発覚から2年以上が経過し、捜査が暗礁に乗り上げていたなか、中国当局は容疑者逮捕を電撃的に発表し、事態が一気に動き出した。この時期に中国が行動を起こした背景には、鳩山首相に早期の訪中を求めたい胡錦濤政権の対日配慮がうかがえる。 この事件をめぐっては、昨年、中国側が捜査の中間報告を公表して日本国民の対中感情の改善を図ろうとした。だが、中国国内に毒物混入を公式に認めることへの抵抗が強く、見送られた。最近は、日本側が、製造元「天洋食品」の工場移転の話が浮上していることについて確認を求めても、中国外務省から回答がない日々が続いた。 捜査打ち切りが取りざたされた今のタイミングでの発表について、関係筋は「国家の威信をかける上海万博の開幕に合わせて鳩山首相を訪中させたいという胡政権の強い意思が働いた」と言い切る。 日本側には、もともと6月の上海万博ジャパンデーに訪中したいとの意向があったが、中国側は「ジャ
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ギョーザ事件で早期に捜査部門接触 日中外相が一致 【北京17日共同】中国訪問中の高村正彦外相は17日夜、北京・釣魚台で楊潔☆外相と会談し、中国製ギョーザ中毒事件の全容解明に向け、両国の捜査当局を早期に接触させ、協力態勢を強化していくことで一致した。 高村氏は「日本国内で食の安全への関心は極めて高い」と強調。中国でも6月に同様の被害が発生したことに触れ「中国の事件との関連性も含め、真相究明に全力を挙げることが重要。早急に捜査当局間で意見交換したい。できる限りの情報開示が大事だ」と求めた。 これに対し楊氏は「中国人の健康、安全にもかかわる問題だ。(両国の)捜査当局の協力を強化し、早急に真相解明したい。早期に関連部門を接触させたい」と応じた。 高村氏はこれに先立つ戴秉国国務委員との会談では、先の日朝実務者協議で今秋までに結果を出すことで合意した拉致被害者再調査が確実に実施されるよう北朝鮮への働き
【石家荘(中国河北省)=加藤隆則】中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、中国公安省が有機リン系殺虫剤「メタミドホス」の中国内での混入を否定する記者会見を開いて以来、ギョーザ製造元の「天洋食品」(石家荘市)の工場で、加工作業に携わる従業員のほぼ全員が退職したことがわかった。 10日までにほぼ全員が同工場宿舎から退去したとみられる。混入した場所を巡って、日中捜査当局の見解は対立したままだが、関係者の分散で真相解明はいっそう困難になりそうだ。 10日朝、出勤してきた資材調達部門の男性社員は、「もう宿舎には誰もいない。いつ再開できるかもわからない」と話した。同工場の従業員は約800人。多くは住み込みの女性で、公安省の会見後に、会社側から退職手続きをするよう勧告を受けたとみられる。 現在は従業員の姿もまばらで、手続きを終えて出てきた女性らは手を振って取材を遮った。元従業員の姉に付き添って荷物を運び出しに来
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