「NAT(ナット)※1」はオンラインゲームを支える重要な技術のひとつです。 「NAT越え※2」に失敗するとマルチプレイができなくなりますし、「NATタイプ※3」の違いはマルチプレイのしやすさに影響します。 ところが、NAT は仕組みが難しく、初心者向けの記事も少ないため、イカスミカフェには NAT についての質問がよく寄せられます。 そこで今回は、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)を例にして、世界一わかりやすく NAT を解説してみたいと思います。

原子時計を地球の自転に合わせるために半世紀にわたって用いられてきた「うるう秒」が段階的に廃止される。こうした調整の技術的リスクを懸念するテクノロジー大手にとっては、うれしい話だ。 時間の管理に携わる世界各国の当局が現地時間11月18日、国際度量衡局(BIPM)の会議で、うるう秒の利用停止を投票で決めた。 BIPMは、うるう秒廃止の理由について、「うるう秒の採用によって生じる不連続が、衛星ナビゲーションシステムや通信、エネルギー伝送など重要なデジタルインフラに深刻な誤動作をもたらすリスクがある」と述べている。 変更は2035年までに実施される予定だ。新たな方針は、今後100年以上使えるように策定されている。 これほど正確な時間管理は、難解な科学の領域のように思えるかもしれないが、コンピューターがタスクを常時追跡し、適切な順番で動作するようにしなければならないデジタル時代には、極めて重要なこと
Webページはどうやって表示されるのでしょうか. 「ブラウザでアドレスバーにURLを入力してEnter押してからページが表示されるまでに何が起きているか説明してください」面接で使っていた質問が面白いと話題に 上記の質問には様々なレイヤーでの回答があると思うのですが,私はネットワークの動作に興味を持ちました.というのも,TCP,IP,ARP,Ethernetといったキーワードが関連しているのは教科書や講義で聞いた気がするのですが,それ以上のことはうまく説明できなかったからです. これらのプロトコルは,普段はカーネル内部に隠れていてあまり意識できません. しかし,以下の資料を参考にプロトコルスタックを写経すれば,少しは身近に感じられるかもしれないと思いました. 3月に開催したプロトコルスタック自作キャンプの講義資料を公開しました。1週間でTCP/IPのプロトコルスタックを自作してUDPやTCP
Windows 10/11のファイアウォールは、コントロールパネルの「Windows Defender ファイアウォール」からGUIで設定が可能だ。ただ、これが意外に面倒。もっとも通常は、アプリがインターネットと接続するときにルールが自動で設定され、ユーザーは確認するだけなので、わざわざなにかをする必要は基本的にない。 しかし、一部のアプリケーションでは、ファイアウォールを手動で設定する必要があり、また、ネットワーク関連のちょっとした実験などで、LAN側からアクセスする場合にも、ファイアウォールにルールを追加して特定のパケットを通すことが求められるケースがある。こうしたファイアウォールへのルールの追加を俗にファイアウォールを「開ける」などという。 今回は、PowerShellを使って、ファイアウォールを「開ける」作業を簡単にする方法を解説する。 そもそもWindows Defenderファ
はじめに 自然言語処理をはじめたら、一度は作ってみたいのが共起ネットワークではないかと思います。 私自身、共起ネットワークについては、書籍やネット記事を参考にしながら、これまで何度も作ってきました。 しかしながら、文章→共起行列→共起ネットワークとなる一連の過程において、特に共起行列を作成するコードの理解が十分ではないと思い至り、今回、勉強もかねて、共起行列の作成過程を残すことにしました。 共起ネットワークに興味を持たれている方の参考になればと思います。 共起ネットワーク 単語どおしのつながりを可視化してくれる手法で、文章の構造的な特徴を直感的に理解するのによく利用されます。 文書(text)を文章(sentence)に分割したのち、同一文章中に同時に出現する単語(word)の組みを数えあげることで共起行列を作成し、これをネットワークで可視化します。 ネットワークはノード(丸) と、ノード
React Router v6 で登場した <Outlet /> を活用すると、良い感じに共通レイアウトを組み込めて、さらに <React.Suspense> や React.lazy() を組み合わせると体験が良くなるのを見つけました。おそらく React Router v6 を利用する上での頻出イディオムになると思うので、自分用のメモとして残しておきます。 最終的なサンプルコードはこちら。 使用したライブラリは次のとおりです。見た目がしょぼいとテンションが下がるので MUI で装飾していますが、本筋とは関係ないので今回は特に触れません。 react@18.0.0 react-dom@18.0.0 react-router-dom@6.3.0 @mui/material@5.9.3 @mui/icons-material@5.8.4 @emotion/react@11.10.0 @emo
This document summarizes a microservices meetup hosted by @mosa_siru. Key points include: 1. @mosa_siru is an engineer at DeNA and CTO of Gunosy. 2. The meetup covered Gunosy's architecture with over 45 GitHub repositories, 30 stacks, 10 Go APIs, and 10 Python batch processes using AWS services like Kinesis, Lambda, SQS and API Gateway. 3. Challenges discussed were managing 30 microservices, ensur
3章 Network Namespace - 1 helloworld ip netns コマンドでNetworkNamespaceの作成や操作が可能になる 作成したNetworkNamespace内で独自のネットワークを構築できる $ ip netns add helloworld $ ip netns list helloworld $ ip netns exec helloworld ip addr show 1: lo: <LOOPBACK> mtu 65536 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 $ ip netns delete helloworld # NSを作成 $ ip netns add ns1 $ ip n
ネットワーク技術を学ぶのは難しい 我々の日常生活に欠かすことのできない社会インフラの1つと言えるコンピュータネットワーク。スマホやPCから利用するだけなら,その仕組みを深く知る必要はありませんが,仕事でシステムの構築や運用管理に従事する方は,きちんと理解しておくことが必要になります。 しかし,次のような理由からマスターするまでの道のりは険しいです。 押えておくべき技術用語が多すぎる たとえば,社内LAN内でファイルをやり取りしている状況を詳細に説明する場合,「TCP/IP」「IPアドレス」「サブネット」「DHCP」「プロトコル」「MACアドレス」「ARP」「ゲートウェイ」……,さらに機器として「ルータ」「レイヤ3スイッチ」……などなど,数多くの技術用語を理解しておく必要があります。 お試し環境を準備するのが大変 技術用語をある程度理解できたとしても,社内LANをいきなり設
If you’re not using SSH certificates you’re doing SSH wrongUpdated on: May 20, 2024 SSH is ubiquitous. It's the de-facto solution for remote administration of *nix systems. But SSH has some pretty gnarly issues when it comes to usability, operability, and security. You're probably familiar with these issues: SSH user experience is terrible. SSH user on-boarding is slow and manual. Connecting to ne
総務省では、クラウドサービスの安全・信頼性を向上させるため、利用者によるクラウドサービスの比較・評価・選択等に資する情報の開示項目を示した7つの情報開示指針からなる「クラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示指針」を公表しています。 今般、AIを用いたクラウドサービスの提供の増加等を踏まえ、クラウドサービス事業者がAIを用いたクラウドサービスを提供しようとする際のリスクへの対応方針として新たに「AIを用いたクラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示指針(ASP・SaaS編)」を追加しましたので、公表します。 総務省では、IaaS、PaaS及び ASP・SaaS(※1)等のクラウドサービスの普及に伴い、利用者によるクラウドサービスの比較・評価・選択等に資する情報に関するニーズに対応するため、一般社団法人ASP・SaaS・クラウド普及促進協議会(※2)における検討を踏まえて、クラウドサービ
こんにちは。NFLabs. 事業推進部の野中です。 本記事はNFLabs. アドベントカレンダー 6日目の記事です。 平時はセキュリティ技術について記載することの多い本ブログですが、今回は視点を変えてネットワーク運用の観点からのお話をしたいと思います。 運用そのものについて語ると相当長くなってしまいそうなので、本記事では監視運用の中でもメジャーなトピックであり、なおかつ考慮し忘れてしまうことも多い「497日問題」にスポットを当ててご紹介します。 497日問題とは 簡単に言うと、システム稼働時間を32bitカウンターで計測している場合、497日でオーバーフローしてしまうという問題です。 32bitで扱える数値は、unsignedの場合 2の32乗 = 4294967295 が上限です。 システム稼働時間(uptime)は10ミリ秒単位で計測するものが多く、上記の上限値に当てはめると約4294
はじめまして。データプラットフォームサービス部の橋本です。 今回は、11/20(土)に開催したTechWorkshop「プロのネットワークエンジニアと学ぶ!ISPネットワークのつくりかた」について紹介します。 TechWorkshopとは 各技術分野のプロフェッショナル社員がお届けする、当社の最先端技術を体感し、また身に付けることができるワークショップ形式のプログラムです。 (公式ページより抜粋) 過去にはこのようなワークショップを開催しました。 ソフトウェア開発ハンズオン Kubernetesハンズオン CI/CDハンズオン サイバー攻撃対応ハンズオン ソフトウェアエンジニア座談会 どのワークショップも、公式ページの説明の通り、各分野を主な業務にしている社員が講師となり、かつ自分たちでイベントの企画・運営をしています。 今後もいくつか開催予定ですので、興味のある方はTechWorksho
こんにちは。株式会社スタメンでFANTSのフロントエンドを担当している@0906kokiです。 今回の記事では、皆さんおなじみの Chrome Devtools にある Performance タブで、フロントエンドのパフォーマンスを計測する方法について書きたいと思います。 はじめに フロントエンドのパフォーマンス・チューニングと言うとバックエンドと比べて後回しになりがちですが、フロントエンドにアプリケーションの複雑性が寄ってきている現在、フロントエンドがボトルネックでレスポンスのレイテンシーが発生することは往々にしてあると思います。 バックエンドではユーザー数の増加や大量の同時接続に耐えられる負荷対策やパフォーマンス・チューニングが中心となりますが、フロントエンドではプロジェクトサイズの増加による JavaScript ファイルのダウンロードやスクリプティング、レンダリング速度の低下等が
新しいHTTPメソッドを定義する「The HTTP QUERY Method」という提案仕様が議論されています。 もともとは、SEARCHメソッドという呼び名が候補としてあげられていましたが、長い議論ののち、一旦QUERYと呼ぶ方向となっております。最終的なFixについては、この draft 02の公開とともに改めてコンセンサスを求めた後に行われます。 QUERYメソッド 「GETリクエストにボディを付けたいという」という質問は長らく有りました。しかし、GETやHEADリクエストでボディをつけることは非推奨となっています (参考URL)。 そのような要望のなかで、リクエストでボディを含められる冪等性の保証された新しいHTTPメソッドが検討されました。それがQUERYメソッドです。冪等性があるため、ブラウザやProxyは自動でリトライすることができます。(なお、POSTはセマンティクス上冪等
DMM. comのITインフラ本部が今期に注力している取り組みについて、事例を紹介しつつ話す「DMM meetup #31 ~DMMのインフラを支えるITインフラ本部の取り組み紹介~」。ここでSRE部の松浦氏が登壇。WebRTCの配信システムについてと、配信サーバーをAWSからオンプレミスに切り替える理由を紹介します。 AWS“から”オンプレミス“に” 松浦庸介氏(以下、松浦):SRE部の松浦から「WebRTCの配信システムをAWSからオンプレミスに切り替えている話」ということで発表したいと思います。 まず、簡単に自己紹介をしたいと思います。2020年の5月に入社して、それ以来WebRTCのリアルタイム配信システムの開発や運用を担当している、松浦と言います。本日はよろしくお願いします。 まずこのタイトル、みなさん「AWS“から”オンプレミス“に”」というところ、気になってる方がいるんじゃな
ファイルをつかんでいるプロセスは何か、をWindowsで見つけ出す方法です。 下記記事の関連です。 www.backyrd.net 某所で書いたら意外に皆さん知らなかったようなので書いておきます。Windowsでファイルを削除したり名称変更しようとすると、別のプログラムが使っているので変更できない、といったエラーが出る事があります。こういう場合、後述の方法で「誰がファイルを掴んでいるのか」を調べられるかもしれません。 (あくまでローカル環境での話ですので、ネットワーク越しに掴まれているものや、インフラの運用で役立つ情報というわけではありません。ご了承ください) コマンドプロンプトでワンラインでできたらもっと便利かと思いまして。 ファイルをロックしているのがローカルのプロセスの場合 答えは管理者権限で起動したコマンドプロンプトから、以下を入力するだけです。 # openfiles でも、デフ
1. free5gcとは 公式サイト https://www.free5gc.org/ オープンソースの5GC(5G Core)です。台湾の国立交通大学が開発主導しているプロジェクトの様でかなり5GCとして色んな機能がサポートされており、お気軽に5Gの基地局・端末シュミレーター(UERANSIM)等と組み合わせて5GC通信を試す事ができます。と言われても5GCの前提知識がないと何がなんだか分からないと思いますが、そちらは別途以下の記事等を参考にしてください。 超簡単に言うと、今現在(2021/9/1現在)日本の携帯電話事業者が提供している5Gサービスは正確には5G NSA(non-standalone)というシステムで、コアネットワーク側は5G EPCと呼ばれる4Gのコア(EPC)を5Gで使えるようにした物を使っています。5GCは5G専用のコアで5G RAN+5GCの組み合わせで真の5Gシ
2016年頃「サービスメッシュ」という用語は、マイクロサービス、クラウドコンピューティング、DevOpsの分野に登場しました。楽天的なあるチームは、2016年にこの用語を使用して彼らの製品である Linkerd を説明しました。コンピューティングの多くの概念と同様に、実際には、関連するパターンとテクノロジーの長い歴史があります。 サービスメッシュの登場は、主に IT ランドスケープの最悪の状況によるものでした。開発者は、複数言語 (ポリグロット) アプローチを使用して分散システムの構築を開始し、動的なサービスディスカバリーを必要としていました。運用は一時的なインフラストラクチャの使用を開始し、避けられない通信障害を適切に処理し、ネットワークポリシーを適用したいと考えていました。プラットフォームチームは、Kubernetes などのコンテナオーケストレーションシステムの採用を開始し、Envo
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