本日は半夏生(はんげしょう)。 現在わたしが暮らす地域では、この半夏生の日には、焼き鯖を食べる文化風習がある。 くわしいことはよく知らないのだけれども、なんでも昔、この地方を治めていたお殿様が、この時期に焼き鯖を食べて、体調を整えて、これから暑さが厳しくなる季節に夏バテすることなく暮らそうぜ、と、領民に御触れを出したとかで、その御触れに従って、老いも若きも赤子にいたるまで、一人あたり鯖一匹、丸ごと串刺し焼きサバ一本を食べて、暑気払いの前哨戦に努める。 だから、半夏生の日は、食品を売るスーパーマーケットの駐車場には、「半夏生」「焼きサバ」ののぼり旗がはためく。スーパーの建物の出入り口付近に、炭火焼の鯖の串焼きを売るテントを特設するお店もある。 野外での特設がない場合でも、店内の鮮魚コーナーの焼き魚の平台には、串焼きにされた鯖たちがパック詰めされて山積みになる。 わたしは焼き鯖は好きだから、よ