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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/natsume (5)

  • 『JLA 逆転世界』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    http://books.shopro.co.jp/?contents=9784796871488 『JLA 逆転世界(JLA EARTH2)』(小学館集英社プロダクション)は、DCコミックスのスーパーヒーローたち、スーパーマン、バットマン、スーパーウーマン、グリーンランタン、フラッシュなどのジャスティス・リーグが、反宇宙に鏡像のように存在する地球で闘うお話。反宇宙なので、悪と正義が逆転していて、ジャスティス・リーグのような悪のシンジケートが存在し、そのために苦戦するのだが、この巻末に「多元宇宙の変遷」という「解説」がついている。アメコミの歴史は、さまざまなヒーローたちの変遷史の中で、ヒーローもまたさまざまな造形をされ、お話も多層的になっているが、それらは版元によって並行世界として統一されている。ここではDCの多層世界の解説なのだが、これを多少知っていると、なるほど、アメコミの面白さは理解

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  • 日経は大衆文化系弱いね:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    http://www.nikkei.com/article/DGXNASGR0400S_U3A200C1000000/ アングレームBD祭で『ドラゴンボール』が特別賞、という記事なのだが、 〈日漫画などに影響を受けたフランス人が描くフランスの漫画は「バンド・デシネ」と呼ばれ、フランスの文化・芸術の一角を占めている。〉 とある。すごいね、どうも。 たしかに日マンガに影響を受けたBDもあるし、日やアジア、欧米各国のマンガの翻訳出版が、フランスのマンガ出版点数の半分を占めるといわれ、もっとも世界に開いた市場であることはたしかだが、アメリカン・コミックス、カートゥーン、日のマンガ含めても、それらに影響を与えてきたのは、歴史的にはむしろ欧州のBDだといわれている。コミック・ストリップへの流れが19世紀前半スイスのテプフェールから始まるという最近のマンガ史でいえば、この記事は逆のように読める。

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  • 『有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    デヴィッド・ハジュー『有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り』(小野耕世、中山ゆかり訳 岩波書店)読了。素晴らしいです。460p2段組の分厚いなのに、次が知りたいのでページを繰るうちに読み終えてしまった。 地道な取材、インタビュー、当時の記事などを積み重ね、具体的に何が起き、誰が何を思い、話したかが、きちんと書かれているので、今まで漠然としていた50年代にアメコミをほぼ壊滅させてしまった(そのため、少なくともその直後にはスーパー・ヒーローのみが残った)バッシングの経緯がイメージできる。 取材の中心はコミックブックを制作した側、経営者、編集者、アーティストたちだが、バッシングした側(心理学者、政治家、ジャーナリスト、母親など)、その当時はほとんど発言の機会のなかった読者たち、あるいは読者ですらなかったが、焚書運動に参加した者たちの言説まで紹介し、その事態を多角的に描写し

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  • DVD『アメリカンコミックス スーパーヒーロー クロニクル』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    先日買ったDVDを観てみた。アメコミのスーパーヒーローの歴史や特質について、超有名なアーティストやライター、編集者などが語り、なかなか興味深い。現場の人たちが、アメコミやスーパーヒーローをどう思っているのかが、よくわかる。それほど詳しいわけではないので、一通り観ただけでは、そこここに面白い問題へのきっかけが隠されている気がするが、もう少し先まで行くには「教養」が足りないなと感じる。 アメコミ全体ではなく、スーパーヒーローの歴史ということでいえば、かなりよくまとまっているんだろうと思う。「ターザン」物やウェスタン、探偵物、ホラーなど、多様なジャンルの中からスーパーヒーローだけがフォーカスされている。戦後、バッシングにあって以降のアメコミの姿から逆に歴史を見ているのかもしれない。 特典のすべてを観てはいないが、メビウスがインタビューに応えているのを観た。僕が日人だからだろうが、フランスから見

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  • 水木貸本時代の絵の元ネタ!?:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    水木しげる『妖奇伝』(1959年貸 図版は青林堂『復刻版墓場鬼太郎 妖奇伝(上)』1992年17p) ご存知、貸の鬼太郎物の一場面ですが、水木は貸時代、アメコミの古(米兵の放出したもの)を参考にしてます。で、今回、50年代の米ホラーコミックスを集めたに、ほぼ同じ画像を発見しました。水木版のページ下部の、走る男の後ろ姿と土を掘る男に注目。 アメリカのホラーコミックの「掘る男」の姿勢、ほぼ同じ。Warren Kremmer「Amnesia」1953年(Greg Sadowski「FOUR COLOR FEAR  Forgatten Horror Comics of the 1950s」(Fantagraphics Comics  2011年 196p) こちらも姿勢や陰影もほぼ同じに見える。同上197p おそらく、これが元ネタの作品と考えて間違いないんじゃないでしょうか。 けっこう、

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    y-yoshihide
    y-yoshihide 2012/04/19
    アメコミの影響。
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