タイトルで概ね言い切った感があるのですが、商業漫画家が出版社を通さないで電子出版をプロダクトアウトしようと思うなら「仕事として請け負った」以外の漫画を描き下ろすのがベストだと思うんですね。 ◆何故、漫画家の手元に原稿が無いか漫画家は出版社から「漫画原稿を描いてください。モノクロ32ページ、4色カラー2ページ、内容は…」という依頼を「請け負った」形で漫画を漫画原稿という形にして納品をするからです。ですので一色登希彦さんが漫画の原稿と製版データについて書かれていました。漫画原稿は作者が描いただけでなく、写植を貼ったりした上で完成品になるので、その完成品は漫画家の手元には残っていない、という話です。音楽でいうところの原盤みたいなものだから、それをそのまま漫画家に渡して欲しいと言われても難しいのでしょう。そもそも出版社だってコストをかけて製版データを作ってるわけですから、それを持っていかれて勝手に