慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科の舘暲特任教授らのグループは、肌触りのような細やかな触感を離れた場所へ伝達する技術を開発しました。この技術は、遠隔医療や災害救助のほか、疑似体験での教育、エンターテイメントなどの分野にも応用が期待されるとのことです。 ▽ http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2012/kr7a4300000arrbs.html 「テレイグジスタンス」は、遠隔地にいるかのような感覚で別の空間での作業やコミュニケーションが可能となる技術です。舘教授らは、1980年から「テレイグジスタンス」の概念を提唱し、感覚を伝達する技術の研究を進めてきました。研究の実証として開発されたのが、「TELESARシリーズ」と呼ばれるロボットです。2011年に発表したTELESAR Vでは、物を握った際に指先に力を感じさせたり、温度を伝えたりすることに