先日、学会に行っていろんな人とお話ししてきました。会場のロビーで、厚生労働省に勤めている先輩にたまたま出会い、あいさつする機会がありました。「この度、人事異動で企画部門に転出する」と先輩に伝えると、「出世やなぁ」なんていわれてしまって、なんかこそばゆい気分(異動先では一番下っ端みたいなものなんですけどね)。 そんな中、雑談がてらにいろんな話を聞きました。中でも面白かったのがジェネリック医薬品にまつわる話。 ジェネリック医薬品というのは、特許が切れた医薬品について他のメーカーが製造販売しているもの。新薬開発メーカーは多額の研究費を使い新薬を開発し、その特許が守られている間は高い値段(薬価)で収益を得ています。しかし、特許が切れた瞬間から、他のメーカーが一斉に同じ成分の薬を製造販売することができるのです。ジェネリック医薬品の元となる新薬を先行品、ジェネリック医薬品を後発品、とも呼んでいます。後