東京の人口は少子高齢化によって、この1年間で生まれてくる人の数が死亡する人の数を初めて下回り、7年後の2020年には全体の人口も減少に転じると予測されています。 東京都は住民基本台帳を基に、ことし1月1日時点の都内の人口をまとめました。 それによりますと、東京都の人口は、前の年に比べおよそ3万8600人増加して1322万2760人となり、15年連続で過去最多を更新しました。 これは、地方から東京に転入する人の数が、転出する人の数を5万3600人余り上回っているためです。 一方で、出生と死亡の数で人口の変化を見ると、生まれてくる人の数が死亡する人の数を2025人下回り、昭和31年に調査を開始して以来、初めて減少に転じました。 東京では、これまで人口を押し上げてきた地方からの転入が減っていき、7年後の2020年には少子高齢化に伴って人口が減少に転じると予測されています。