京浜急行と東京モノレールが、東京・羽田空港を利用する乗客の獲得合戦を激化させている。 21日にダイヤ改正した京急は、品川駅と空港間を最短15分で結び、これまでより最大7分短縮させた。モノレールは往復割引切符と車内での公衆無線LAN導入で対抗している。羽田空港を離着陸する飛行機は今後大幅に増えることもあり、乗客争奪戦はさらに熱を帯びそうだ。 京急は、京急蒲田駅(東京都大田区)周辺の高架化工事が21日に完了したことに伴うダイヤ改正でスピードアップ。品川駅との間はこれまでより最大7分短い最短15分となり、モノレールに比べると2~4分早い。京急は、地下鉄都営浅草線に乗り入れているため、浜松町駅で必ず乗り換えなくてはならないモノレールに比べて都心への移動がスムーズなことも強みだ。 空港から品川駅への日中の運行本数はこれまでと同じ1時間あたり6本と、モノレールに及ばないが、横浜方面へは同3本から6本へ