高等学校「政治経済」「現代社会」「マクロ・ミクロ経済学」に関するブログです。教科書 資料集 新聞記事 書籍 ニュース について解説いたします。 <IT・情報技術は、本当にGDP・雇用を増やすのか?> タイラー・コーエン『大停滞』 NTT出版 2011 日本の様子を、「低成長時代の先輩」というような扱いで述べています。低成長を「大停滞」と邦題では表現しています。 IT・情報技術は、本当にGDPや雇用を増やすのか? みなさん、どう思いますか? …ある一つの分野では、大半の人の予想より多くのイノベーションが成し遂げられている。その分野とはインターネットだ。 …インターネットにおけるイノベーションは「半導体の集積度は18ヶ月で2倍になる」というムーアの法則に、この新しい媒体を通じて人間同士を結びつけるための極めてシンプルな方法が組み合わさって実現した。 …今何百万人もの人々が利用しているブラウザや