2日午前9時過ぎ、東京都品川区北品川の「東海寺(とうかいじ)」の境内に入ろうとしたトラックが寺の山門(高さ約4・5メートル)にぶつかり、門が根元から倒れた。運転手の男性が腰を打つなどの軽傷。 警視庁品川署幹部らによると、同寺は東日本大震災で損壊。トラックは補修工事の資材を運び入れるため、門をくぐり抜ける際に荷台が引っかかったという。同署は、運転手が門の高さの目測を誤ったとみている。 区立品川歴史館によると、同寺は寛永15年(1638年)、3代将軍徳川家光が、臨済宗の名僧・沢庵(たくあん)和尚のために建立。歴代将軍がタカ狩りの際などに訪れたという。同寺の住職によると、山門は空襲で焼け落ち、1960年頃に建て直したという。