ガボンと赤道ギニアで開催されていたアフリカネーションズ杯。注目していたのが、カダフィ政権崩壊後、初めて国際大会に姿を現したリビア代表だ。 リビアのサッカーは、長年カダフィ一族が同政権のプロパガンダとして利用してきた。カダフィの息子サーディは一時セリエAのペルージャに在籍し、代表主将にも強引に就任。国内リーグは彼が支持するアルアリ・トリポリが勝つように仕組まれたことがあるなど、政治と同様の独裁体制が敷かれていた。 しかし昨年8月にカダフィ政権が倒れ、サッカーにもようやく春が訪れる。国内は現在も内戦の傷跡が残っており、サッカーよりも復興を優先すべきとの意見もあった。だが、大会が始まってみれば国民の多くが新国家のシンボルでもある代表チームの動向を見守った。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 558文字 Number
![カダフィから解放された、リビアサッカーの再出発。~“アラブの春”とスポーツ~(豊福晋)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/50cf44f54d06805437b89c9fed76c6e06d2bdce2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2Fb%2F-%2Fimg_3b196d3b052212d705b7642250043299367459.jpg)