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  • ブラジルW杯で見たい、Jリーグ“7人の侍”。~柿谷、大久保以外にも逸材あり!~(玉乃淳)

    ブラジルW杯を3カ月後に控えた今季のJリーグは、特別な意味を持っています。選手にとっては所属クラブの勝利が第一。でも、観る側からすると、どの選手が日本代表23人に入るのか? というのも楽しみの一つと言えるでしょう。 そんなあなたにぜひ注目していただきたい選手の筆頭が新潟の川又堅碁。昨季は23ゴールをあげ、得点ランク2位となりました。彼の魅力をひと言で表せば荒削りなストライカー。重要なのは“荒削り”という部分。僕はストライカーという人種に「チームのために」とか「得点よりも○○」という発言を認めません。ゴールの枠を10m外そうが、トラップが1mずれようが、チームの全責任を背負って最後はネットを揺らす。その覚悟と器が彼にはあります。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 1079文字 NumberWeb有料会員(月額3

    ブラジルW杯で見たい、Jリーグ“7人の侍”。~柿谷、大久保以外にも逸材あり!~(玉乃淳)
  • 「ペップは常に選手を楽しませる」バイエルンの“面白い”練習の秘密。(木崎伸也)

    練習を指揮するグアルディオラ監督。リーグ最大のライバルであるドルトムントのクロップに「同じリーグにいることが不運だ」と言わせるほど、圧倒的な力を見せ付けている。 ペップ・グアルディオラ率いるバイエルン・ミュンヘンが、異次元の領域に足を踏み入れようとしている。 ブンデスリーガでは2位に勝ち点19の差をつけて首位を独走し(22節終了時点)、CLでも決勝トーナメント1回戦の1stレグでアーセナルに2-0で快勝した。ドイツ杯でもベスト4に進出している。 グアルディオラは「最も大切なのはブンデスリーガのタイトル」と地に足をつけて戦う重要性を説いているが、CL連覇の現実味も増してきた。ハインケスが率いていた昨季は、格上相手(たとえばバルセロナ)には守備的な戦い方で挑んだが、今季はどんな相手でも敵陣に押し込める圧倒的な攻撃力がある。 バイエルン、秘密の練習メニューの一部を紹介 いったいグアルディオラはど

    「ペップは常に選手を楽しませる」バイエルンの“面白い”練習の秘密。(木崎伸也)
  • いよいよフォルラン来日。クラブの“攻め”は効果大。~柿谷らセレッソ攻撃陣のお手本に~(浅田真樹)

    ディエゴ・フォルランが“当に”日へやってきた。 過去、大物と称される外国人選手のJリーグ入りが噂されながら、結局噂のまま終わったり、やってはきたものの、まったく活躍せずに帰ってしまったりという事例が少なくなかった。それだけに生のフォルランを見るまでは、正直、少なからず不安を覚えていたのだが、来日後のトレーニングでの様子を見る限り、かなりのやる気をうかがわせている。 フォルランと言えば、'10年ワールドカップでMVPと得点王を獲得したことが広く知られているが、個人的にはウルグアイ代表が優勝を果たした'11年コパ・アメリカでの活躍が印象深い。金髪の背番号10がボールを持つと、ことごとくチャンスにつながってしまうことに、何度となく驚嘆させられたものだ。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 563文字 Number

    いよいよフォルラン来日。クラブの“攻め”は効果大。~柿谷らセレッソ攻撃陣のお手本に~(浅田真樹)
  • 香川真司、CL7戦で6出場の理由。現地記者、チームメイトの信頼の声。(ミムラユウスケ)

    ポゼッション率では上回ったものの、相手シュート数が12なのに対して、マンUはわずか6という……攻撃陣の活性化を託される香川への期待は大きい。 なぜ、香川真司はチャンピオンズリーグ(CL)でチャンスを与えられるのだろうか。 1月22日のサンダーランド戦以来公式戦のピッチから離れていたように、プレミアでの試合ではあまり出番のない香川だが、CLとなると状況は異なる。これまでも、CLでは十分なチャンスを与えられてきた。CLのグループステージ6試合のうち5試合に先発しており、そのうちの4試合で90分以上プレーしている。 オリンピアコスとの決勝トーナメント1回戦の1stレグでも、後半15分からの途中出場ではあったが、およそ1カ月ぶりにピッチに立つチャンスを得た。 もちろん、1月に加入したマタがチェルシーの選手としてすでに今シーズンのCLに出場しており、ユナイテッドの選手として今シーズンはこの大会に出場

    香川真司、CL7戦で6出場の理由。現地記者、チームメイトの信頼の声。(ミムラユウスケ)
  • ソトニコワの金は妥当な判定か?ホームアドバンテージの限界を検証。(田村明子)

    フリーの演技翌日の記者会見。ソトニコワは表彰台に上がれなかった浅田に対して「すごく尊敬している。彼女は当に強くて、私にとって模範の選手なんです」と最大限の賛辞を送った。 女子シングルで、ロシアのアデリナ・ソトニコワが金メダルをとったことが果たして妥当な判定だったのか、世界各地で疑問の声が報道されている。 ノーミスで滑りきったキム・ヨナが銀メダルに終わったことで、韓国側からはISUに採点見直しの要請がなされたが、一蹴された。判定への抗議の署名運動には、20万人近くの署名が集まったという。 「ホームアドバンテージ」とは? 五輪という大舞台だからこそ、どんな些細な疑惑もニュースになる。だがこのスポーツにおいて、地元選手に高目の点が出るホームアドバンテージというものがあるのは暗黙の了解と言っても過言ではない。それは何も今に始まったことではないのである。 「ホームアドバンテージの理由は、いくつかあ

    ソトニコワの金は妥当な判定か?ホームアドバンテージの限界を検証。(田村明子)
  • 野球選手がより尊敬されるため……。メディア対応で考える“世間”の目線。(氏原英明)

    「何が起こるか分からん」といい続け、昨季後半に怒涛の8連勝で大逆転でCSに出場した西武の中心だった栗山巧。キャプテンを務め、チームのムードを大いに盛り上げた。 昨シーズンの終盤戦に差し掛かったころのことだった。 ロッテvs.西武の試合前のダグアウト。雨が降りになり、試合の中止が予測されたこともあったのだろう、西武の秋山翔吾が、いつもより少しリラックスした表情で記者たちと談笑していた。 あまりに長い立ち話だったこともあり、そばを通りがかった選手たちが一様に秋山を“イジって”いた。 主犯は栗山巧。秋山の受け答えに、いちいち突っ込んでいたのだった。 その時、横を通りかかったある投手が「まだ喋ってんの?」と言葉を発した。「俺だったら、自分の調子が悪い日は喋らない」。そのひと言を聞いた、栗山の表情が一変した。 「そんなんアカンよ! 俺たちには喋る義務がある。記者の人たちだって、仕事なんやから。俺は

    野球選手がより尊敬されるため……。メディア対応で考える“世間”の目線。(氏原英明)
  • 「サイドに開いた選手は捨てろ」!?風間八宏監督が唱える守備の新常識。(木崎伸也)

    今季はリーグ戦に加え、ACLも戦うことになった川崎フロンターレ・風間八宏監督。同組には増田誓志の所属する蔚山現代、小野伸二のいるウェスタン・シドニー・ワンダラーズなど強豪が揃う。 以前からひとつ気になっていた「戦術の常識」がある。 攻撃の際「サイドアタッカーがワイドに張り出して、相手のDFラインを横に広げる」というセオリーだ。 一般的に、相手が守備を整えた“待ち伏せ状態”になると、簡単には崩せなくなる。それを打開するために利用されるのが、上述のやり方だ。攻撃側のサイドアタッカーが外に張り出した位置にポジションを取ると、相手のサイドバックの注意を引きつけられる。すると相手のDFラインは横方向に引き延ばされ、守備ブロックの隙間が広がり、そこに入り込む余地が生まれる……という考え方だ。 日本代表のザッケローニ監督は、この理論の実践者である。 サイドハーフの香川真司と岡崎慎司に対して、攻撃のスター

    「サイドに開いた選手は捨てろ」!?風間八宏監督が唱える守備の新常識。(木崎伸也)
  • 絶対女王、高梨沙羅がまさかの4位。風とテレマーク、そして「真の実力」。(松原孝臣)

    まさかの4位に終わり「すごく残念です」と無念さをにじませるも、高梨沙羅は決して風や環境のせいにはしなかった。 スキー・ジャンプ女子の高梨沙羅は、オリンピックで4位に終わった。 ワールドカップでは全13戦のうち実に10度優勝。優勝できなかった3大会でも2位2回、3位1回と、すべて表彰台に上がっている。 この驚異的な成績は、突出した力と際立った安定感をともに兼ね備えているからにほかならない。 今大会で金メダルを期待される選手として名前があげられるようになったのも、無理もない成績だ。 高梨自身、世界一になることへの意欲を示してきた。 だがオリンピックでは、金メダルはならなかった。そして今シーズンでは初めて、表彰台を逃すことになった。 誰もがその実力を認める高梨が、なぜオリンピックでは表彰台にすら上がることができなかったのか。 要因はきっと、いくつもあるだろう。踏み切りのタイミングは完璧だったのか

    絶対女王、高梨沙羅がまさかの4位。風とテレマーク、そして「真の実力」。(松原孝臣)
  • U-22アジア選手権、得点王を狙う手倉森ジャパンの小さなエース。(飯尾篤史)

    10番を背負う、小さなリーダー中島翔哉。東京VからFC東京への移籍はホームを同じくする禁断の移籍だが、人にとってはJ1への大きなステップアップになる。 出発を控えた1月5日、都内のホテル。初めて顔を合わせたU-21日本代表の選手たちを前にして、手倉森誠監督が問いかける。 「万全の状態で来たやつ、いるか?」 このとき、真っ先に手を挙げたのが、このチームで10番を託された中島翔哉(東京V)だった。 7日後の12日、イランとの初戦後の取材エリアで、そのときのことを思い出しながら、指揮官が微笑む。 「練習を見ていて当に調子が良かったから、アタッカーとして起用してみようかなと思ったんだ。そうしたら、見事に期待に応えてくれたよ」 終わったばかりのゲームは、先制され、一時は逆転したものの後半に入ってひっくり返される苦しい展開だった。だが66分、ペナルティエリア左外から3-3の同点とするミドルシュート

    U-22アジア選手権、得点王を狙う手倉森ジャパンの小さなエース。(飯尾篤史)
  • 契約期間外の指導と、“オレ流”。NPBは、今こそ明確な基準と運営を!(鷲田康)

    現役時代から“オレ流”指導には定評があるだけに、今回の騒動がもどかしい。野球協約の信頼性を取り戻すためにも、NPBにははっきりとした結論を出してほしい。 そこんとこははっきりして欲しいし、しなければいけないのではないのか――。 年明け早々に中日・落合博満GMの行動が物議を醸した。 1月7日、ナゴヤ球場の視察に訪れた同GMが、たまたま室内練習場で自主トレをしていた松井佑介外野手に対し、100分間にも渡って指導した。 このことが「球団又は選手は」選手契約期間外の12月1日から1月31日のポストシーズンは「いかなる野球試合又は合同練習あるいは野球指導も行うことはできない」と規定している「野球協約第173条」に抵触するのではないかと問題になったわけである。 当の落合GMは「オレはユニフォームを着ていない。それは監督、コーチのこと。協約は全部、確認している」と説明。また中日球団も「わざわざ集めたわけ

    契約期間外の指導と、“オレ流”。NPBは、今こそ明確な基準と運営を!(鷲田康)
  • 一匹狼がベテランとして再びJへ。松井大輔が語るジュビロとの“縁”。(寺野典子)

    J1昇格20周年の昨シーズン、J2降格となってしまったジュビロ磐田。1月16日、新シーズンへ向けた新体制発表がヤマハスタジアムで行なわれた。 高比良社長以下、GMに加藤久氏、強化部長に服部年宏氏が就任。フロント陣も新たにスタートを切る。指揮官は大分トリニータで手腕をふるい“シャムスカ・マジック”と言われたペリクレス・シャムスカ氏が就任。鈴木秀人コーチは、服部強化部長同様にチームの黄金期に活躍したOBであり、J1昇格後の現役選手がトップチームのスタッフに就くのはジュビロ磐田では初めてのことである。 新加入は7選手。2人のブラジル人選手と5人の日人選手だ。明治大卒の小川大貴と筑波大卒の上村岬は共に高校時代はジュビロ・ユースに所属。横浜FCから移籍した森下俊もかつてジュビロでプレーしている。そして、ガンバ大阪から加入した藤ヶ谷陽介も地元磐田東高校出身と、磐田と縁のある選手たちが揃った。 “ベテ

    一匹狼がベテランとして再びJへ。松井大輔が語るジュビロとの“縁”。(寺野典子)
  • 大義名分すら破綻。Jリーグの愚策を問う。~2ステージ制はTVマネーありき?~(浅田真樹)

    Jリーグが2ステージ制の再導入について議論していた'13年夏ごろ、私は「2ステージ制+ポストシーズン」の賛否を問われれば、賛成の立場をとってきた。人気低迷などの要因を考えれば導入やむなし、と思っていたからだ。 だが、実際に発表された開催方式を見て驚いた。ここでは詳細を省くが、とてもこれには賛成できない。 私が当初イメージしていたのは、'04年以前に行なわれていたチャンピオンシップ。2ステージそれぞれの優勝クラブが最後に年間優勝を争うというものだ。 以前の方式では、たった2枚しかないチャンピオンシップへの出場権がそれぞれのステージにかかっていた。だからこそステージ優勝に重みがあった。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 586文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく Numb

    大義名分すら破綻。Jリーグの愚策を問う。~2ステージ制はTVマネーありき?~(浅田真樹)
  • 山本昌がラジコンを封印した理由。「50歳まで投げる」ためのオフとは。(田口元義)

    2013年は12月31日までトレーニングを続け、年が明けると1月2日にはナゴヤ球場を訪れキャッチボールで汗を流した。 プロ31年目のシーズンを迎える48歳の大ベテランは、とにかく休み知らず、なのである。 「だってさ、家にいたって暇なんだもん」 山昌は、決まってそう言う。 盟友・山崎武司は現役時代、「俺は暇でも練習しない!」と豪快に言ってのけたが、むしろ、その考え方こそプロ野球選手の大半の心情を代弁している、と言えるだろう。休める時はしっかり休む。約10カ月。多ければポストシーズンを含め144試合以上も戦い抜かなければならない過酷さを鑑みれば、戦士にも休息は必要なのだ。 ただ、山昌にしてみれば、それも単なる固定観念に過ぎない。 トレーニングを続けるわけ。それはいたってシンプルな心構えがあってこそ。山昌は「暇」の真意について、このように説明してくれたことがあった。 40歳までは「休むこと

    山本昌がラジコンを封印した理由。「50歳まで投げる」ためのオフとは。(田口元義)
  • 「谷繁さんは横浜に必要だった」――。恒例・もつ鍋わたりの2013年大総括!(村瀬秀信)

    楽天の初優勝で幕を閉じた2013年も残り数えるほどとなりました。 今シーズン敗れたチームは、忘年会で一刻も早く忘れたい悲しい思い出を、煮えたぎる鍋に投入したくてウズウズしているのではないでしょうか。 そんな気分になったら、東京・国分寺。再開発でだだっ広くなった北口の荒涼とした空地の片隅にある、もつ鍋の名店「もつ鍋 わたり」がおススメ。 ここの店主・中野渡進氏は“ミスター社会人”ことHONDAの西郷泰之氏を、ピーニシと気安くあだ名で呼んでしまう恐れ知らず。 このオフ、谷繁元信選手が中日ドラゴンズのPマネに就任した瞬間に、読者から『わたりが聞いてる谷繁就任話の舞台裏が聞きたい』とのかなり気のメールが多数舞い込んだので、今回の野次馬ライトスタンドは、中野渡進氏による2013年総括をお送りする。 「ジョン・ターニー情報なら教えてやろうか?」 ――さて、谷繁さんがPM就任ですが。 中野渡(以下略)

    「谷繁さんは横浜に必要だった」――。恒例・もつ鍋わたりの2013年大総括!(村瀬秀信)
  • 「遠回りしたっていいと思ってる」J2の1年は遠藤保仁の何を変えたか。(二宮寿朗)

    「J2 Most Exiciting Player」を受賞する遠藤保仁。プロ入り初の主将、宇佐美をサポートする高めのポジションなど、初体験に満ちた1年となった。 いつもの指定席に、いつもの人がいなかった。 Jリーグ年間表彰の舞台となる2013年の「Jリーグアウォーズ」。2003年から10年連続でJ1ベストイレブンに選ばれていた遠藤保仁は、壇上に並んだ11人の選手たちを外から見つめていた。 セレモニー後、そのときの気持ちをちょっと聞いてみた。フッと軽い笑みを浮かべたのちに、実に彼らしい答えが返ってきた。 「久しぶりにベストイレブンのメンツを外から見ましたけど、日人全員というのは久しぶりだし、それは凄くうれしかったですよ。それに、あそこにまた立ちたいなって思いましたね」 いつも自然体で、すべての事象を後ろ向きに捉えることなく、自分の成長につなげようとする。来年1月に34歳を迎えるベテランの変

    「遠回りしたっていいと思ってる」J2の1年は遠藤保仁の何を変えたか。(二宮寿朗)
  • 本田圭佑、夢を叶えたミランの10番。カカが、バロテッリが彼を待っている。(弓削高志)

    「Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します」という小学校の卒業文集の夢を、当に実現した田。 田圭佑のACミラン入団が正式に発表された。 CLグループリーグ最終節を当夜に控えた11日の昼、対戦相手のアヤックス首脳陣とのUEFAミーティング・ランチを前に、現地報道陣の囲み取材を受けたミランのガッリアーニCEOが公にしたもので、彼は「これまで秘密だった田の獲得を今日、ようやく明かすことができる」と解放感たっぷりにくり返した。 前夜のCLビクトリア・プルゼニ戦は、田にとってCSKAモスクワでの最後の試合だった。 「公表するにあたって、イタリアサッカー協会へ契約書の法的実効性を確認した。これから日とやり取りしながら、当局へ労働ビザ発給を申請することになる」 そこまで一気に語ると、ガッリアーニは、クリスマスプ

    本田圭佑、夢を叶えたミランの10番。カカが、バロテッリが彼を待っている。(弓削高志)
  • Kリーグを足がかりに欧州へ──。新潮流をうみだす2人の元Jリーガー。(吉崎エイジーニョ)

    ACLの広州恒大戦、先制ゴール直後のエスクデロ。試合前には「日の4チーム特に直接負けた浦和と柏の分まで絶対勝ちます! あと日人として戦います!忘れないでくたざい!」とツイートしていた。 新たな日人プレーヤーの移籍先となりうるだろうか? 先週末、Jリーグより一足先に全日程を終え、浦項スティーラースが劇的な逆転優勝を遂げたKリーグ。近年のアジアチャンピオンズリーグ(以下、ACL)で5大会連続ファイナリストを輩出し、うち3度の優勝を果たした舞台で、日人選手が新たな潮流を生み出している。 主人公は蔚山の増田誓志(元鹿島)とソウルのエスクデロ・セルヒオ(元浦和)だ。増田はチームがKリーグの最終節のロスタイムで相手にゴールを許し優勝こそ逃したが、首位を走ったチームにあって全38試合中35試合出場4ゴールを記録。「日人選手が優勝戦線に加わるチームでプレーしているのは歴史的なこと」(現地サッカー

    Kリーグを足がかりに欧州へ──。新潮流をうみだす2人の元Jリーガー。(吉崎エイジーニョ)
  • 1万人を集めた盛況のトライアウト。“独立L組”木田、小林宏の心模様。 (田口元義)

    打者4人に対して安打性の当たりを許さず、経験値の高さを見せた木田(左)と小林宏(右)。現地視察に来た中日・落合GMは選手名こそ明言しなかったが「ここにいちゃいけないメンバーがいた」とトライアウトを総括した。 11月10日の静岡は雨。 悪天候のなか、それでも大勢のファンが合同トライアウトを観戦するために草薙球場に足を運んだ。 今年は何より、「大勢」のスケールがけた違いだった。 入場者数、約1万人――。 昨年までは一塁または三塁側スタンドの一角でしか観戦できなかったこともあり、多くても1000人を少し超える程度だった。 それが、今年はスタンドを全面開放。例年同様、入場料が無料ということもあり立ち見客も数多く、内野席だけで表現すれば「立錐の余地なし」。雨のため会場が室内へと移されても、施設の周りには黒山の人だかり。その盛況は終始変わらなかった。 門戸を広げればこれだけの集客が望める。だからこそ日

    1万人を集めた盛況のトライアウト。“独立L組”木田、小林宏の心模様。 (田口元義)
  • プレーオフ届かずも、包まれた拍手。松本山雅が熱烈に愛される理由。(飯尾篤史)

    大逆転のJ1昇格プレーオフ進出まで、あと数分だった。 しかし、彼らの手の届かないところで、夢の扉は閉じられてしまった。 松山雅が愛媛FCを1-0で下そうとしていたまさにそのときだった、遠く離れた鳥取の地でジェフ千葉が同点に追いついたのは――。 結果を知らない人たちもたくさんいたのだろう、試合終了後、緑のサポーターがかたずを呑んで、場内アナウンスに耳を傾けていた。 「鳥取対千葉は2-2のドロー、長崎対徳島は1-0で徳島の勝利。札幌対北九州は0-0のドロー。以上の結果をもちまして、松山雅の最終順位は……7位になりました」 直後に漏れた「あぁー」という深い落胆の声。だが、スタジアムはすぐに拍手に包まれた。それは、松山雅が決して敗者ではないことを示すものだった。 “山雅劇場”を見たいと思っていた。が、なかなか機会を作れずにいるうちに、'13年のJ2も最終節を迎えてしまった。 松山雅の順位は

    プレーオフ届かずも、包まれた拍手。松本山雅が熱烈に愛される理由。(飯尾篤史)
  • ベルギー撃破で得た「成功体験」。ザックJ、W杯への進路は固まった!(二宮寿朗)

    「勝てて良かったです。当に勝つことだけを意識していましたから」と、喜ぶよりもむしろホッとした表情で語っていた柿谷。 過去最強との呼び声高い“赤い悪魔”を、“青いサムライ”が沈めた。 それもアウェー、ベルギー代表にとっての聖地ボードワン国王スタジアム(旧ヘイゼルスタジアム)で、欧州予選10試合で4失点しかしていないW杯シード国(FIFAランキング5位)から3点奪って。 アザール、デブライネら傑出した若きタレントを擁するチームに、スタジアムを埋めたベルギーのサポーターたちは、W杯の優勝も決して夢ではないと信じている。だからこそ日に敗れた瞬間、一斉に大きなため息がこぼれた。悪夢じゃないか、とでもいうように。 勝利を淡々と受け止めた、青いユニフォーム。 ヘイゼルのアップセット――。 しかし深夜11時の冷気こもるピッチ上では、青いユニホームが飛び跳ねているわけでも、大喜びしているわけでもなかった

    ベルギー撃破で得た「成功体験」。ザックJ、W杯への進路は固まった!(二宮寿朗)