東京23区の人口が初めて900万人を超えたことが東京都が行った調査でわかり、都は都心への人口集中が続いているとみています。 東京都は都内で暮らしている人の増減を確かめるため、毎月、人口の調査を行っています。 それによりますと、先月の東京都内の人口は、前の月より6700人あまり増えて、1322万8000人になりました。 このうち、23区の人口は5500人増え、昭和31年に調査を開始して以降、初めて900万人を超えました。 23区の人口は昭和41年に894万人まで増えましたが、都心から周辺地域への移住が進んだため、平成8年には793万人まで減りました。 その後、ここ10年あまりで都心で高層マンションの建設が進んだことなどから、都心の人口が増える傾向が続いているということです。 この1年で人口の増加が目立つのは、世田谷区と江東区、それに港区で、東京都は都心への人口の集中が続いているとみています。