昨季、浦和レッズはミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招聘(しょうへい)し、新たなスタイルの構築を始めた。リーグ戦で3位となり、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を手に臨む今季は、オフに鹿島アントラーズから興梠慎三、サンフレッチェ広島から森脇良太らを獲得するなど大型補強を敢行。タイトル獲得を目指してチームは新たなスタートを切っている。主にFWで浦和の象徴的な存在として活躍した“ミスターレッズ”こと福田正博氏が、ボランチとしてチームを引っ張る阿部勇樹に話を聞いた。 福田 去年1年プレーしてみて、チーム、そして自分のプレーへの評価は? 阿部 そうですね。もうちょっとやらなければならないとは思ってます。 福田 自分のプレーに不満があるということ? 阿部 そうですね。流れの中での得点も多くなかったですし。 福田 確かに得点は少なかったよね。ただ、ポジションの問題もあって最終ラインに入ったり